佐賀旅初日。
午後に佐賀空港に着いてから佐賀らしいものを食べたいと車を走らせていましたが、しっくりとくる店が見つからずに、結局は目的地である唐津に着いてしまいました。
昼食抜きの腹ペコ状態。
夕食をとる店を探して、陽が落ち始めて暗くなってきた唐津の町を妻と歩き回ります。
唐津駅周辺には食事できる店が並び、夕方頃になると店に灯りが灯り始めます。
その中で見つけたが、子供の書いたような文字で「ごはんや」と書かれた看板が店先に掲げられた店。
入ってみれば綺麗な店内。
鶏せせり塩焼・鶏皮ギョーザ・ちゃんぽんといった料理で舌鼓と相成りました。
佐賀県唐津市京町でご飯屋さん探し
佐賀県唐津市。
町を歩いていれば唐津城が見える、かつて城下町として賑わった町です。
旧唐津銀行|洋館好き必見!佐賀唐津にある辰野金吾監修の西洋建築
今回、妻との佐賀旅の拠点としたのがその唐津。
町に着いてすぐ、ホテルに荷物を置くと向かったのが旧唐津銀行でした。東京駅などを設計した辰野金吾の監督のもと建てられた建築物なのです。
旧唐津銀行を出た後は、夕食をとる店探し。
旅に出るとその土地土地のものを食べたくなるのですが、前述の通り、空港から唐津までの道のりではピンとくる店に出会えなかったのです。
JR唐津駅から京町アーケードを通り「ごはんや」へ
唐津の中心的な駅であるJR唐津駅。
唐津駅周辺には商店街などもあり、食事のできる店が多くあります。
唐津駅北口から北東に向かっていくと、レトロな雰囲気のある京町アーケードがあります。
駄菓子屋や趣のある佇まいの豆腐屋などが並んでいますが、もう少し歩いてみようと奥へと向かいます。
アーケードの中程を左に進んでいくと、その通り沿いにもいくつも店が並んでいました。
その中に、気になる店「ごはんや」を見つけたのでした。唐津駅から徒歩5分強ほどのところ。
「ごはんや」の入口は他の店よりも少し奥まったところにあり、しかもメニューも出されていないため何が出てくるのかわかりません。
それでも、なんといっても店名が「ごはんや」。食事はできるに違いない!ということで入ってみることにしたのでした。
まるでマンションの一室のそれのような扉を開けて中に入ります。
内装は白壁と木調で統一され、テーブルが3台のみと狭いながらも落ち着くことのできる空間となっています。
検索しても出てこないので新しい店なのかしら。
営業時間は17時から22時半のようです。
注文は、注文票が手渡されて、注文するものをこちらでチェックして渡すスタイル。
台湾の店を思い出す注文方法です。
さて、待ちに待った佐賀飯第一弾。
メニューから気になったものを注文して、料理の到着を待ちます。
鶏せせり塩焼に鶏皮ギョーザでビールとおにぎり
最初に運ばれてきたのはこちら。
キンキンに冷えた生ビールでございます。
店を探すのに散々歩き回ったのもあって、特においしく感じます。
どうやら店のスタッフはご亭主お一人。
ビールを運んだ後に厨房に入っていくと、ジュージューと食材が炒められている食欲をそそる音が聞こえてきます。腹ペコMAX。
ビール片手に料理を待っていると、鶏せせり塩焼が運ばれてきます。500円。
食材の味が楽しめるシンプルな味付け。シンプルですが、鶏の旨味が強いので最適な調理方法に感じます。
ビールとの相性が良く、ご飯のお供にもなる万能料理。
続いて運ばれてきたのが、鶏皮ギョーザ。450円。
鶏皮で餡を包んで揚げられているので、齧り付けば鶏の脂がこれでもかというくらい口の中に広がります。
こちらはご飯よりもビールの肴向け。
ビールがエンドレスループになる危険ありです。はい。
白飯が欲しいと思っていたところに、おにぎりなんて素敵な一品があったので注文。200円。
なんとも綺麗な形で登場したおにぎりは、米がしっかりとしていて単体でも美味。国産米使用とのこと。
特に鶏せせり塩焼をおかずにして食べるおにぎりの満足感ったらもう。
ちゃんぽん
〆にはちゃんぽんを。600円。
長崎県長崎市発祥のちゃんぽんですが、さすがに九州ということもあって佐賀でも至る所でちゃんぽんの文字を見かけます。
ということで、こちらで佐賀ちゃんぽん一発目です。
一口啜ってみると、うんうん、おいしい。
ちょっと濃い目の味付けで、ビールを飲んでいる僕に丁度良い感じ。
“ちゃんぽん”と聞いてイメージする、太麺とたっぷり入った具材はそのまま。
スープはクリーミーな風味が強く、オリジナルな感じがします。
ちゃんぽんって野菜がたくさん食べられていいですよね。
東京にももっと増えて欲しい料理。
まとめ
佐賀飯第一弾は、鶏にちゃんぽんと相成りました。
佐賀名物の海鮮は翌日に回すということで、他のものをと探しましたが良い出会いになりましたよ。
特に鶏がおいしかったですね。九州の鶏だったりするのかしら。
聞いてくれば良かったのですが、昼飯を抜いた後の食事ということでの満腹感&満足感と、ビールでの心地良さに身を任せていたため忘れておりました。
何にしろ、旅の最初の食事は印象深いものです。
いい出会いでした。ごちそうさま。
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