妻との台中旅も終わり、台北桃園空港へ。
名残惜しさを感じながらも、帰りも楽しもうと空港に乗り込んだのですが、ここで問題発生。
深夜2時の出発ということもあり、桃園空港に着いたのは夜遅い時間。
早めにチェックインを済ませたほうが安心ということで搭乗口までは行ったものの、そこで気付いたんです……お腹が減ってきていると。
僕ら夫婦は食いしん坊。お腹が減ると途端に元気が無くなっていきます。
深夜とはいえ、コンビニくらいやってるだろうとターミナルの中を歩き回ったのですが、フードコートはもちろん、店はすべて閉まっているのでした。
その窮地を救ってくれたのは……まさかの自動販売機。
バスで桃園空港に着いたものの……深夜便出発まではまだまだ先
台中バスターミナルからちょうど2時間。
桃園空港からの深夜便に乗るべく、早めに空港へとバスで降り立ったのでした。
この時22時。
僕らが乗る深夜便は夜中の2時だったため、4時間ほどあります。
1時間ほどフードコートで過ごしていたのですが、店も閉まってしまい暇だったのでチェックインしてしまうことに。
のんびりと搭乗口に向かったのですが、出発まではまだ2時間ほどありました。
搭乗口の待合所に着いてシートに腰掛けてしばらくすると、お腹が空いてきていることに気付きました。
食事についてはまったく頭にもなかったこと。店でも探しにいこうかと妻と2人席を立ちます。
店が開いてない!?桃園空港で空腹問題直面
台中からのバスの中でおにぎりを食べていたことで油断しました。
食事をした時間から4時間ほど。
しかもおにぎりひとつだったこともあってお腹も減ってきます。
僕らの乗る飛行機の搭乗口がある第1ターミナルから第2ターミナルまで歩いていって店を探したのですが、営業している店はひとつもありませんでした。
歩き回るのに疲れて搭乗口近くのベンチに腰を下ろします。
迂闊でした。出発時間まではまだまだあるというのに……。
海外に身を置いているにも関わらず、どこかで日本にいるときと同じ感覚でいたようです。いつでもコンビニくらい開いているよ、と。
一度空腹を感じると後は腹が減るばかり。周りの人は慣れているのか、次々と食べ物を出しては食べ始めます。
土産にと買ったパイナップルケーキに手をつけるかと頭によぎる始末でした。
スナック菓子も売っている桃園空港の自動販売機
飛行機が飛び立つまで時間はまだありました。
ただ座っていても退屈で空腹が気になるばかりなので、休んでると言う妻を残して飲み物を買いに自動販売機へと行くことに。
暇だったので自動販売機を見てまわっていると、食べ物のようなものを発見。
「八賽粥」ですかね。粥ってことは食べ物じゃないかしら?
さらに、スナック菓子のような写真が載っているパッケージの商品も。「可楽果」というもののようでした。
一か八かですが、食べ物じゃ無さそうだったら土産にしようと「八賽粥」と「可楽果」を購入してみます。
八賽粥
まずはこちら、八賽粥。30台湾ドル(約110円)です。
パッケージの写真を見る限り、色々な豆の入ったお粥のよう。
缶の上には蓋がしてあって、スプーンがついています。これ面白いですね。
スプーン付きなのでどこでも食べられる!って感じでしょうか。
柄の部分が2つ折りになっているのがポイントです。コンパクト設計。
蓋は缶詰のように全体が開封します。
見た目はお粥というより、ぜんざいなんかに近いですね。
食べてみれば見た目通りの味。やっぱり甘かった。
薄いぜんざいというか、あずきバーのような味です。甘いものとして食べればおいしいですよ、これ。
後から調べたところ、8種類の穀物が入っているから八賽粥というんだそうです。
九份で食べた芋圓(ユィユェン)を思い出すお味。
かき氷にかけて食べたらよりおいしそうですね。
可楽果
お次は可楽果。20台湾ドル(約75円)です。
持つと軽くて液体が入っている重さではないですし、「CRAKERS」と書かれていることもありスナック菓子確定でしょう。
蓋から全てフィルムにくるまれているので、フィルムを外すと……。
なんだかトイレットペーパーの芯のようなお姿に(笑)
ここに直接入っていたら萎えるなと思いつつ蓋を開けてみると……。
おお、良かった。ちゃんと袋に入ってた。
しかし肝心の中身が見えるまでなかなか時間がかかりますね。面白い。
袋を開けてみると、パッケージ通りのツイストされた姿のスナック菓子。
ふわっとニンニクの香りが食欲をそそります。嬉しい、食べ物だ。
食べてみるとこれがおいしい。
日本のスナック菓子で言うとなんでしょう、ハートチップルのようなガツン系。最近食べてないな、ハートチップル。
豆にんにく風味。歯ごたえがしっかりしているのでおつまみにも向いていそうです。
まとめ
満足と言えるほどではありませんでしたが、少しお腹に入れただけでだいぶ落ち着くもの。
困っていたとはいうものの、自動販売機でこんなものが売っているとは思わなかったので良い経験となりました。
さて、少し腹が満たされて安心した僕らは待合ロビーへ。
他の皆さんは空腹問題とどう向き合っているのかと様子を見ていると、リュックからカップヌードルを取り出したりしてロビーの隅に置いてあるウォーターサーバーに向かっていきます。
様子を見に行ってみると、ウォーターサーバーのディスプレイに97℃と表示されており、熱湯が出せるようでした。
飛行機の出発時間が深夜の時は、カップヌードルを買っておくのもありですね。
食べなかったら、土産にすれば良いですし。勉強になりました。
※記事内では1TWD(台湾ドル)を記事執筆時のレートの3.7円で計算しています
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