千葉内房堤防での釣り。
今年に入ってからの釣りでは、釣り場も釣り方も色々と試しておりました。
が、今回は初心に戻り慣れ親しんだいつもの堤防でのお気軽五目釣り。
人があまり来ない堤防。
青物の回遊が少なく大物もほとんど望めないのですが、穴釣りや投げ釣りでの五目釣りではコンスタントに結果が残せる堤防です。
去年の今頃、夜釣りでアナゴが釣れたこともあったので、夜から朝まずめまでの釣りとすることにしました。
夜はアナゴ狙い、朝まずめは中層〜底の五目釣り。人が少ない中で、気楽に、でも思う存分釣りしてきました。
行きつけの千葉内房堤防へ!誰もいない中で夜釣り開始
夏も終わりを迎え……と言いたいところですが、まだまだ暑い9月初旬。
暑いのは堤防釣り好きとしてはきついのですが、釣りは徐々に最盛期の秋へと向かっていっています。そんなこともあり、ここのところ釣りがしたくてウズウズしておりました。
なかなか釣りに行く時間が取れずに悶々としていたのですが、我慢できなくなって仕事後の金曜夜に釣りへ。
夜から朝まで釣りをして釣り後に車で一眠りしてから帰る、最近定番となっているソロ釣りスタイルです。
向かったのは行きつけの千葉内房堤防。
到着したのは0時過ぎ。ここでは夜釣りしている人なんて秋でもほとんどおりません。
ここのところの釣りでは、青物の回遊なんかを求めて館山や外房に行っているので、子供の頃から通っている行きつけのこの堤防にもあまりきていませんでした。
最近はこんなの釣りたい!なんて息巻いて釣りしていたのですが、一度原点に戻って安心できる場所での五目釣り。まぁ大体何が釣れたって僕なんかは嬉しいんです。楽しみたいと思います。
夜釣りはゴンズイ祭り!ひきは面白いけど毒棘に注意のゴンズイ
この堤防では去年の同じ頃にアナゴが釣れています。
65cm以上の大きさのアナゴ。暗闇の中からアナゴがあがってきたときは興奮したものです。おじさん一人、暗い堤防でガッツポーズ。
そんなこんなで、以前釣った小サバを冷凍しておいたものを餌にして、アナゴ狙いで投げておきます。
アナゴ狙いの竿には鈴をつけておき、堤防先端部分のテトラの隙間に仕掛けを落としての穴釣り。餌はオキアミやアオイソメです。
メバル用の3本針仕掛けが穴釣りしやすくてオススメです。
……すると、穴に仕掛けを落とした瞬間にアタリが!
結構ひくので期待してあげてみると、魚が2匹ついていました。イシダイとゴンズイですね。夜にイシダイとは珍しい。
このイシダイで泳がせ釣りすることに。これがあとで面白い結果を出します。
イシダイがかかったこともあり、穴釣りをしつこく続けてみましたがその後はゴンズイばかり。
多分この日だけで30は釣りました(笑)
ヒレ部分に毒棘があってリリースするにも危ないので、五目釣りではフィッシュグリップは絶対持っていたほうがいいですよ。安いもので良いので。
写真は夜光虫。
釣りでは嬉しくない夜光虫ですが光は幻想的で綺麗。その光と星を交互に見て癒されながらののんびり釣りです。
さて、アナゴ狙いの竿のほうはと言いますと……アタリは一回ありましたがバラシ。
ものすごいひきだったので多分エイです。
面白かったのが、泳がせにしていたイシダイ。
動きが無いのでしばらくしてからリールを巻いてみると、なにやら重い。この日は風が強く潮がうねっていたので、別の仕掛けに海藻が何回かかかってきていました。
そんなこともあり、また海藻かな?と思いながら手前まで巻いてヘッドライトで確認してみるとなんと立派なサイズのタコ。
タコだ!と興奮して堤防の上にあげようとした瞬間、タコがジェット噴射してそこでハリスが切れました……。おおぅ、タコさん。
逃した魚(タコ)は大きい……と残念がっていると、次第に東の空が明るくなってきました。
ここからが機体の朝まずめタイム。夜とは釣れる魚種が一気に変わり、活性が良くなります。
ベラ・イシダイ・ソイ・ウミタナゴ…朝まずめは五目釣りゴールデンタイム!
朝焼けが綺麗な午前5時頃。
しばらくこの綺麗な景色を眺めていたいくらいですが、釣りもこの時間がゴールデンタイム。
夜は何度トライしてもゴンズイばかりだったのが、ここでパタッと釣れなくなります。
代わりに、他の魚が目覚めてきて朝食の時間となるわけです。
さっそくアタリがありあげてみるとフグ。
ゴンズイ以外頼む!という願いは通じたのでありがたいのですが、まさかフグとは……。幸先が悪いですが、ゴンズイがいなくなったようなので良しとしましょう。
ここからは入れ食い状態。仕掛けを落とせば何かしらアタリがあります。
続いてかかってきたのは海タナゴ。ちょっと小さめだったのでリリースです。
ようやく釣れる魚種も増えてきて楽しくなってきたところだったのですが、ここで右肘に異変が。
なんだかチクチクしてしかも痒い…。気にしていると徐々に腫れてきて写真のような状態に。
これはヌカカのしわざですかね。海なんかにもいる、糠のように小さい蚊なのでヌカカ。
この日は気持ちが解放されていたこともあったので、半袖で来ちゃったんですよね。長袖を着用して、虫除けスプレーなんかも必要ですね。かなり痒いので、釣りどころじゃなくなります。
痒いなぁとボヤいていると、天からの恵みのスコールが。30秒くらいだったと思うのですが、前も見えなくなって下着までびしょびしょになるくらいの雨でした(笑)
そのおかげで痒みが和らぎ、全身をヌカカに襲われているような感覚も無くなりました。
釣り続行!ということで仕掛けを落とすと、ベラが釣れました。しかも良型。
実は今回、ベラが釣れたらいいなぁと思っていたのです。釣りのターゲットにはなることのないベラですが、僕は結構好きなのです。
一瞬雨が降った後は、雲が多くも一転して晴れてきました。
気温も上がってきたので、もう少し釣りを楽しんだら帰ることに。ラストスパートです。
相変わらず、テトラポッド下への餌の落とし込みが好調。
そこそこのサイズのイシダイがヒット。
ベラちゃんもあいかわらずかかってきます。
しかもサイズが良いんですよね。20cm超えてそうなくらい。
かなり小さいですが、ソイもなんだかかかってきました。
この堤防は隠れ場所が多いせいか底物に強いのですが、この日は調子出ませんでしたね。小さいのですべてリリース。
釣っていればまだまだ釣れそうな感じもありましたが、朝まずめが終わって暑くなってきたのでここで納竿。
最後に綺麗な景色をのんびり眺めて堤防を去りました。
まとめ
帰り掛けに釣りに来た人に「何か釣れました?」と聞かれたので、サイズが良いのはベラくらいと答えると、「やっぱりベラばっかりですよね」とがっかりされていました。
が、僕はそれで結構。内心、ベラ釣れると嬉しいけどなーと考えていたり。
サイズの良いベラは持ち帰ったので、今回は干物にして美味しい酒の肴にしようと思います。
釣って楽しい、食べておいしい。海釣り、やめられませんな。
ベラは自宅に戻ってから日干しにしました!
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