千葉内房にある堤防で釣ってきたベラちゃん。
20cm強もある良型の食べごろサイズ。自宅にておいしくいただくことにします。
おいしくお酒が飲めるように、おいしい肴を……なんて考え、今回は定番の干物。
ベラをひらいて塩水に漬け、日干しにします。
瀬戸内地方には、半干しにしたキュウセンを素焼きして醤油とカボスをかけて食べる「いびり食い」なる郷土料理があるそう。
干すのはベラに合っている調理方法なのでしょう。
同時にみりん干しならぬ醤油ウィスキー干しも作り、七輪で炭火焼に。
釣ってきた魚で酒に合う肴作り。素敵な晩酌となりました。
千葉内房堤防で釣ってきたベラとイシダイ
行きつけの千葉内房堤防での五目釣り。
ベラ・イシダイ・ソイ・ウミタナゴ…などが釣れました。
持ち帰ったのはベラ3匹とイシダイ1匹。
イシダイは針を飲ませてしまったので、リリースできずでした。
今回釣ったベラは20cm強のサイズの良型。
ベラは貪食で何にでも食いついてくるので釣り人に嫌がられたりしますが、食べてみればおいしい魚。体がヌルヌルしているので、捌くのはちょっと大変ですけどね。塩で揉めばヌメリは取れます。
ベラの干物作り!ひらいて日干しにします
ベラは釣った直後に血抜きして氷締めに。
また、堤防を離れる際にエラと内臓は取り除いてきてあります。
下処理を終えていることで、ただひらくだけの簡単作業。
今回のベラはサイズが良かったので捌きやすかったですね。
血が残っている箇所を指や歯ブラシでこすって血を落とし、海水と同じくらいの濃度(水に対して塩5%ほど)にした水に1時間ほど浸けます。
今回は2匹ずつ、別々の漬け方にすることにしました。
塩漬けにしなかったほうは、醤油ウイスキー漬けに。醤油8に対してウイスキーを2の割合で合わせた漬けダレに1時間ほど漬けます。醤油は溜まり醤油を使用。
1時間漬けた後は、干し網にいれて干すだけ。
この日は5時間ほど干しました。
醤油ウイスキー漬けのほうも同様。
おいしく仕上がりますように、と願いつつのんびり待ちます。
仕上がったのがこちら。ベラの塩干しと、ベラとイシダイのウイスキー醤油干しです。
塩干しのほうはもう少し干しても良さそうな感じですが、お酒が我慢できないので食べちゃいます(笑)
酒の肴として優秀!ベラの干物おいしいですよ
さて、干物が出来上がったので炭火焼の準備。庭でプチBBQです。
これまでは暑くて庭遊びできませんでしたが、ようやく夜は涼しい風が吹くようになりましたね。BBQにぴったりの季節がやってまいりました。
バックパッカーに憧れてのtommyさんが加わってくれて楽しい夕食に。
ではではさっそく、待ちに待った干物を焼いていきます。まずは塩干しから。
と、七輪にのせてすぐに良い香りが立ち上ってきます。干物の焼ける香り……食欲をそそりますねぇ。
焼きあがったベラの塩干し。
脂が表面に浮いていてテラテラと良い感じ。
食べてみれば、うん、旨い。
マダイのような上品な白身魚の味がするんですよね。噛めば噛むほど旨味がでてきます。
皮にも良い旨味が。良型なのもあってか、脂がのっています。
ビールの相方としても優秀なわけですが、tommyさんが持ってきてくれた日本酒に切り替えてみたらこれまたバッチリ。
旨味の強い干物には日本酒が合いますね。
続いてウイスキー醤油干し。
暗くてちょっと焼きすぎてしまいました。醤油が焦げちゃいましたが、ウイスキーの良い香りはします。
味醂干しのようですが、ウイスキーの香りがしておいしいウイスキー醤油干し。
溜まり醤油にしたことで、甘みも感じられて良い感じ。ただ、やはり焦げが気になりましたね。干物を焼くときは明るいところで様子を見ながら焼きましょう(笑)
まとめ
堤防五目釣りではよく釣れてくるベラ。
望まなくとも食いついてきたり、体がヌルヌルしていたりと嫌われポイントもありますが、食べてみればおいしい魚です。
特に干物にすると旨味が増してオススメ。
見た目とは異なり、上品な味のする白身でおいしいですよ。酒の肴にぴったりです!
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