仕事帰りにさくっと釣りしてみたい。
なんて思って、気軽に行ける距離の釣り場探し。
普段は千葉周辺で釣りしてるわけですが、今回目をつけたのは神奈川。
どうやら横浜でも回遊魚が入ってくるらしく、アジなんかが釣れるとのこと。
横浜なら友人のヤカンが働いている会社があるので、仕事帰りに釣りしてみようと声掛け。
向かったのはみなとみらい。職場＆観光地なイメージしかないわけですが、タチウオが釣れることもあるようなので釣ってみたいなぁ、と。
釣ったことないんですよ、タチウオ。
あの平たく長くシルバーにギラギラ光るあいつを釣ってみたい。タチウオ（太刀魚）狙いの釣りです。
11月も終わり。
もうすっかり冬らしくなって寒いわけですが、都会の海での釣りです。
横浜みなとみらいへ…都会の海での冬釣りは果たして釣れるのか
久しぶりの釣り。
寒くなったというのもありますが、仕事が忙しい上に家の中も騒がしくなっていて、とても釣りができる状態ではありませんでした。
仕事が一段落して、家も落ち着いてくると沸々と沸いてくるのが釣りをしたい気持ち。
ただ、まだがっつり時間をとって釣りをするのは難しいので、仕事後の夜にサクッと釣りをする流れです。
やってきました、横浜みなとみらい。
ヤカンから指定された場所で待つわけですが、わたくし浮いておりました。釣り人感、全く消せず。
暖かいのは良いけど屋内はきついな……（人が多いところ苦手）と外に出ればこんな風景。寒いのにカップルがたくさん。
夜でも建物の明かりで明るく、人通りも多くて賑やかな、みなとみらい。
そりゃもう、釣りする場所って感じではございません（笑）
釣りとは程遠いイメージの場所。フィッシングショーが開催される場所くらいしか思い浮かばず。
今回は完全にアウェー。身も心もアウェー感、すごし。
仕事帰りに合流したヤカンの後をついて釣り場探し……といきたかったのですが、ヤカンの到着を賑やかな場所で一人で待つのが心苦しく、前もって話していた候補地へ先に行くことに。
みなとみらいの海沿いの公園で釣り開始！現れたのはデカカマス
たどり着いたのは海沿いにある公園。
まばゆい光をまとった船が目の前を往き来していて、これまでほとんど釣りをしたことの無い環境に若干戸惑い気味。
先客の釣り人は一組。
冬だから人もまばらかと思いきや、仕事帰りの人が頻繁に通ります。禁止となっているけど、スケートボーダーがいて賑やか。
この日の最低気温は3℃。
釣りする人なんていないだろうって思っていたのですが、最終的に僕らの他に釣り人が3組きました。
この日の潮は大潮直後の中潮。
満潮は18時頃。ちょうど満潮時に到着したので、のんびりと準備開始です。
周りの様子を見ながら、ダラダラと仕掛けを準備しているとヤカン登場。
仕掛けもバッチリ準備してきたヤカンと同時に釣り開始。
電車で来たので、ロッドはパックロッド。
仕掛けも極力絞ってきました。
タチウオ狙いで、ウキ仕掛けで専用の針を使います。
ケミホタル「ルミコ」をハリスにつけてアピール。餌はキビナゴです。
この場所、投げ釣り禁止。
足元付近に放り込んで潮にのせてウキを流していきます。
寒い中ですが、缶ビールで乾杯してウキの光を眺める至高の時間。
もっと暖かければなお良しですが、こうやって友人と肩を並べてのんびりとする釣りは心地好し。
潮止まりだろうから時合いはもう少し後だろうね～と話していたのですが、しばらくするとお互いのウキが沈み始めます。
しかし、あわせるとすっぽ抜けたり、かかっても途中でバラし……。
生命感が感じられて楽しいのですが、魚の姿が見たい！
結局、3度ほどバラした挙げ句、しっかりとかけることができました。
釣れてきたのは、カマス。しかもでかい、40cm超えです（笑）
でかい針のキビナゴ餌に喰いつくとは。
ただ、これまでバラしてきた魚の引きとは明らかに違って、横に走ったんですよね。
きっと、きっとこれまでバラしてきたのはタチウオさ！そうお互いを鼓舞しながら釣りを続けます。
念願のタチウオ（太刀魚）が釣れた！こんな都会の海で釣れるなんて……
正直言えば、ここでタチウオが釣れるとは思ってなかったんですよ。
これまで釣りたくても釣れなくて、もう船しかないのかも……なんて考えていたのです。
そんなだから、ヤカンに何かがかかった時もバラクーダ的な何かだと思っていたんです。
タチウオでした。すげぇ。
何度かのバラシの後に釣り上げた、シルバーに輝く一匹。メタリックカラー過ぎて写真撮りづらい。
タチウオはタチウオの尾びれを食べると噂に聞いた通り尾びれ無し。
タチウオは釣った後に、尾びれをテンヤにつけて釣りをするとまた釣れると聞きますが、本当に共食いするんですね。
まさか釣れるとは思っていなかったので、声を殺しながらも喜ぶおじさん2人。
初めて、しかもみなとみらいで釣れちゃいました。
タチウオがいるとわかって湧き立つ我々。
初めてのタチウオを手にすべく、仕掛けを落とし込んでいきます。
潮はすごく良い流れ。
潮が沖へとよく流れる時間になり、沖の方へとウキが流されていきます。
一度アタリがあれば、立て続けにアタリがあります。
それでもバラシが多く、そんなに食わないだろうと1パックしか用意していなかったキビナゴが底をつきました。タチウオ釣りはアワセが本当に難しい。
残る餌はスーパーで買ってきた豆アジ数匹。
このアジをぶつ切りにして餌に。
しばらくすると、わたくしのウキが沈みこみます。
ゆっくりと竿をたてて様子を見て、明確なアタリを感じたところでアワセ！今回はしっかりとかかりました。
もうバラしたくないと慎重に寄せますが暴れる魚。
手前にきたところでなんとライズ！シーバス！？バレないでバレないでと心で念じながらなんとか釣り上げます。
あげてみれば、先ほどよりサイズアップしたタチウオ。タチウオってライズするんですね！
いやぁ、引きが良くて楽しめました。
指4本ほどの体高。後で測ったら90cmジャストでした。
いつかはドラゴンレベルを釣ってみたいですが、初めて釣ったこともあってこのサイズで大満足！
その後はヤカンと僕それぞれ大きめの引きをバラシ。
結局3時間ほど釣りをして納竿。全くアタリの無い時間もありましたが、コンスタントにウキに反応があって、寒い中でしたがあっという間に終わりとなりました。楽しかった！
ヤカンも僕もタチウオを釣るのは初めてだったので、持ち帰って食べてみることに。
何度もバラシがあったので、技術があればもっと釣れたのでしょうが、初めてですし1尾ずつでも満足。
それにしても、横浜で、みなとみらいで魚が釣れるとは。
またぶらりと訪れてみようかと。
注意点として、この辺りで釣りをするときは周囲の安全を確認しながら釣りをしましょう。
今回のように投げ釣り禁止のところも多いですし、餌を取り替える際にも背後をジョギングしている人が通ったりもするので、必ず周囲を確認してからロッドを扱いましょう。あくまで、通行人優先で。
仕事帰りにサクッとやった釣りですが、狙いの魚が釣れて気分良し。
冬の夜釣りで冷え切った身体にはラーメン。短い時間の釣りでも満足度高いもんだと話しつつ、ラーメンで温めた身体にビールを流し込みます。
神奈川での釣りは久しぶり。
しかも横浜・みなとみらいで釣りするなんて、以前は考えたこともありませんでした。
通常の釣り場よりも、釣りに意識が無い通行人が多いため注意が必要ですが、今回は試しませんでしたがサビキ釣りなんかをすればアジなんかも狙えるそうです。
仕事帰りにサクッと釣り。なかなか楽しいものです。
ポチップ
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