上野公園にある重要文化財 寛永寺清水観音堂の『月の松』

旅行記

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東京、上野にある上野恩賜公園(以下、上野公園)。
その公園内にある寛永寺清水観音堂に浮世絵で有名な松があります。

月の松』。
円を描いたその松は、歌川広重が『名所江戸百景』で描いた松のモデルとされています。

不思議で綺麗な、丸い松。

月の松を見に上野公園へ

『月の松』の存在は、妻が雑誌か何かで見つけてきました。
話を聞いたあとに場所を調べてみると、上野公園に行けばいつも歩いているようなところにあるとのことになっています。そんな特徴的な松、あったかしら。

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気になって実際に見に行くことにしました。写真は冬の時分のものです。
公園前交番側、かえるの噴水のある入り口から入り、東京国立博物館へと続く『さくら通り』を歩いていきます。

しばらく歩き、不忍池への階段が左側に見えてきたところで、右手に見つけました。

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月の松』です。
上野公園の目抜き通り沿いにありながら、これまで見落としておりました。
円を描く松の横に『月の松』と記してあります。

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下からの絵も綺麗ですが、せっかくなので階段をあがって近くで見てみます。

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『月の松』は寛永寺清水観音堂にあります。
清水観音堂は、寛永八年(1631)に天海大僧正により建立されました。
国の重要文化財に指定されており、『月の松』や京都の清水寺を模した舞台でよく知られています。

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関東大震災や空襲を逃れた歴史的建造物。
朱色の美しい清水観音堂を見るだけでも価値はあるでしょう。

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こちらが近くから見た『月の松』。
月の松は明治初期の台風の被害を受け長い間失われたままだったそうですが、浮世絵に描かれた風景を復活させるため、2012年12月に復元されました。

松の向こう側には不忍池があるのですが、高台にあり池を見下ろす格好で見晴らしがとても良いのです。

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円の中から覗くと、弁天堂へと一直線につながっていることがわかります。

江戸時代の植木職人が松の枝を月に見立てて作ったといわれる造形。
浮世絵で知られる歌川広重が『名所江戸百景』で描いた松のモデルとなっています。

現代に甦った江戸の粋。

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お堂の前にはこんな不思議なおみくじもございます。ずっと動いていらっしゃる。

不忍池弁天堂

『月の松』から覗いたこともあり、不忍池弁天堂も参拝しました。

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不忍池周辺はいつも賑わっていますね。
弁天堂までの道には出店がでているので楽しいのです。

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弁天堂です。
弁天堂に祀られているのは七福神の紅一点、弁才天。音楽・弁才・財福・知恵などのご利益があるとされています。
堂内には大きな赤提灯が掲げられています。

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すぐ横には大黒天堂もあります。
近い距離で様々なお堂が見られるのも上野公園周辺の魅力。

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不忍池を眺めながら出店で買ったじゃがバターを頬張りつつの休憩。
これも楽しみのひとつ。

まとめ

上野公園には実に多くの神社仏閣が存在します。

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帰りがけには、花園稲荷神社を参拝しました。他にも『上野大仏』などが有名ですね。

どの神社仏閣も魅力的で、賑やかな公園内にありながらも、独特の場の雰囲気を感じることができます。
心が落ち着くような場があれば、力がみなぎるような場もあったり、と。

美術館や博物館など見所満載の上野公園ですが、神社仏閣巡りも魅力的ですね。

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