用事で幕張のほうへ妻と2人で出かけた帰りのこと。
電車に揺られているとお腹がぐーぐー音を鳴らし始めます。
気付けばすでにおやつの時間。そういえば、昼メシ食べてなかったやぃ。
一度鳴りだせば止まらぬ腹の音。
経由駅の周辺でちょっと遅い昼食をとることにしました。
出会ったのは、黒いスープの中華そば。
黒いスープの中華そばと焼きめし
立ち寄ったのは、人形町。
以前、この近辺の会社に勤めていたこともあり、ランチや飲みに繰り出したりと、おいしいものがたくさんある街、という印象でございます。
魚久さんの京粕漬なんかたまりませんね。あれで、日本酒なんか飲んじゃったりして。
そんな魚久さんのように、古き良きお店が軒を連ねる人形町ですが、以前通っていたときにはなかったであろうお店がちらほらと目に付きます。
せっかくだから入ったことのないお店に、と、ふらふら歩いていると、ちょいと気になるお店が一軒。
『新福菜館(シンプクサイカン)』でございます。
親子丼で有名な『玉ひで』さんの目の前にあります。人形町駅から歩いて5分ほどでしょうか。
近づいてみれば、「創業70年の京都の名店」との文字が。
料理の写真が貼られていますが、スープが黒い、あまり見ないタイプの中華そば。
お腹はなおのことぐーぐー音を鳴らし、確認するまでもなく賛成のご様子。
店内に入ると、入り口付近食券機があります。
『中華そば(並)+焼きめし(小)』の食券を購入。950円でした。
カウンター状のテーブル席に座ります。
1階は厨房が大きくスペースを占めており、席数は5〜6席ほどと狭くなっています。
覗いてはいないのでどれほどのスペースかはわかりませんが、2階席もあるようでした。
ここ人形町店は、京都の老舗中華そば屋『新福菜館』の麻布十番店・秋葉原店に続く都内3店舗目。
去年オープンしたばかりのようですね。
僕らは初めての訪問。
写真で見た黒い中華そばと焼きめしに期待が高まります。
中華そば(並)+焼きめし(小)
おおお。本当に黒い。
中華そばも焼きめしもいい色しております。
中華そば
まずは中華そば。
具は薄切りチャーシューにもやし、それからたっぷりのネギです。
んー、やっぱり気になるのは黒いスープ。
ではでは。
ずずずっとスープを口に含んでみると、あら意外、見た目からしょっぱそうなイメージを持っていましたが、想像していたよりも濃くないまろやかな醤油ベースのスープ。
飲めちゃうやつ、でございます。
甘みとしょっぱさがバランスよく感じられ、後から肉の旨味なんかがじわっとやってきよる。
麺はつるっとした口触りのストレート麺。
太さのわりにもちもちとした食感の麺はスープと相性が良いです。
薄切りチャーシューは麺と合わせて食べやすく、スープとも調和していて美味。
また、たっぷりのっているネギがいいですね。
食感がしゃきしゃきと華を加えてくれる上に、甘みのあるスープにネギの辛みがさっぱり感を与えてくれます。
じんわり後を引く、中華そば。
焼きめし
こちらも中華そば同様、見た目から想像するよりもしょっぱくなくてまろやかな味。
肉の旨味と醤油のコクが引き立った、米がしっかりとしている焼きめしです。
噛めば噛むほどうまい、やつ。
中華そば、焼きめし、中華そば、焼きめし……の往復に間違いなし。
焼き餃子
妻が焼き餃子のセットを頼んでくれたのでシェアして食べました。
餃子は大きめのものが5つ。
ひき肉たっぷり、ジューシーな餃子です。
ちなみに僕は、酢をメインに醤油を垂らし、胡椒を多めにふったタレに餃子をつけて食べるのが好みでございます。
まとめ
ふらりと降りた駅、たまたま通った道での出会いとなりました。
見つけられて良かった、お店。
最初は中華そばの黒いビジュアルに興味を持って入ったのですが、食べてみればまた立ち寄りたいと思うお店になりました。
見た目も味も、好き。
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