東京都葛飾区立石にある食堂。
食堂といっても、そこは千ベロの町立石、飲み屋兼食堂といった趣。
『ゑびす屋食堂』 。
周りがお酒を楽しんでいる中、妻と2人、定食一本勝負で行ってまいりました。
立石らしい雰囲気が味わえる店
『ゑびす屋食堂』 は京成立石駅近くのイトーヨーカドーの近くにあります。
なんだか気になる、昔ながらの定食屋といった店構え。
店名もいいですね。
覚えやすいし、縁起が良さそう。
定食一品料理各種!
壁にかけられているメニューを見れば、気になる度が上昇すること間違いなし。
定食が豊富なのに加え、一品料理も充実していそうです。
「つぶ貝わさび」に「しらうお塩辛」を頼んでビールを一杯……。
いや、今回は定食を食べに来たのだった。
ではでは、中へ。
いい感じの食品サンプル。
店内の様子も、いい味だしてますなーといった雰囲気。
ご夫婦で切り盛りされているようですね。
奥様に迎えていただき、テーブル席に座ります。
カウンター・テーブル席・座敷とあり、20席ほどあるかなと思われるので決して狭くはないのですが、僕らが入ってほぼ満席状態。
そして、昼時でしたが僕ら以外は皆さんお酒を飲んでいらっしゃいます。
おおお、立石っぽい〜と思いつつも、定食だけを頼むことに。
とはいえ、「飲み物は?」とか聞かれることもないので安心です。
店内のメニューには「煮こごり」などなど、気になる一品料理もたくさんありました。
どじょうやながわ定食
定食にはメイン料理の他におしんことごはん、味噌汁がついてきます。
久しく食べていなかった「どじょう」があったので、どじょうやながわ定食を注文。
僕が小さい頃は、祖父母の田舎からどじょうが毎年我が家に運ばれてきたものです。
発泡スチロールの箱に入った元気のいい大量のどじょうがかわいくて、水槽で何匹も飼っていました。
それでもすべて飼えるはずもなく、ほとんどは祖母に調理されてしまいます。
卵に閉じられて動かなくなったどじょうを見て号泣していた僕ですが、口に放り込まれると泣きながら「おいしい」と言って家族に笑われた思い出。
丸ごと入っているどじょう。
久しぶりに食べたどじょうは、記憶と同じく骨がコリコリと独特の食感。
どじょうのわずかな苦味とごぼうの旨みと辛めの醤油、そこに交わる卵がやさしい。
なんか不器用な感じがするんですよね、どじょう。
それが好き。
まぐろの頬肉ステーキ
こちらは妻注文の「まぐろの頬肉ステーキ」。
食べた瞬間は魚ではなく肉といった感じなのですが、噛めば噛むほどまぐろの風味がやってきます。
ごはんが進むやつ、だ。
合間にいただくお新香や山菜もおいしい。
ふらっと訪れてさっと食べるのがちょうど良い定食でございました。
まとめ
途中、奥の方で一人で静かに飲んでいた老人が帰っていったのですが、帰り際に何人かの肩を叩きながら声をかけて去っていきました。
「今日はあんまり飲まないね!」なんて言って。
常連さんの憩いの場。
定食は量が少なめに感じたのですが、ちょっと飲みつつ〆に、という方が多いような気がします。
実際お酒も終盤っぽい方々が、丼ものや定食を注文していました。
嗚呼、なんだか立石らしいお店。
ゑびす屋食堂
■住所
東京都葛飾区立石1-15-11
■営業時間
8:30~21:00(L.O.20:30)
■定休日
月曜日
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