冬の釣り…というと何が思い浮かぶでしょうか?
海沿いは非常に寒いですし、深場に魚が移動し食い渋くなるということで釣りにとって悩ましい時期なのですが、ひとつ試してみたい釣りがありまして。
チヌ(黒鯛)狙いのフカセ釣り。
行きつけの堤防でチヌ狙いのベテランの方が釣りをしているのは知っていたのですが、難しそうだったり装備が無かったりで手を出しておりませんでした。
それが、フカセ釣りに突然興味が湧き、安物中心ですが釣具を一式揃えたのが先週。
早く試したくて、先日フカセ釣りデビューしてきました。
デビュー戦で何も勝手が分からないため気持ち的には練習のつもりだったのですが、釣りを始めれば欲が出るもので真剣に黒鯛を狙っておりました。
が、要領も分からずやっているので当然のようにアタリすら無し。そこに現れたベテラン釣り師の方。彼が現れたことで僕の未来に光が差したのでした。
結果、タイトルの通りチヌ(黒鯛)GET!おかげで初フカセデビューは良いものとなりました。
釣りから帰ってきてからもフカセ釣り関連の動画を観る日々……奥深きフカセ釣りの世界にどっぷりハマりそうな予感がしております。
2月のチヌ(黒鯛)釣り!フカセ釣りデビュー戦です
釣り場は行きつけの千葉内房堤防。
夜釣りから開始。夜の間に釣れたのはカサゴやメバル・ドンコ。穴釣りでした。
日の出は6時過ぎ。朝まずめ前から、フカセ釣りをする2部構成です。釣り満喫。
この日は中潮で朝8時頃に満潮を迎えるので、朝まずめは潮が上げていく状況。
ということで、辺りが徐々に薄明るくなってきた5時頃にフカセ釣り開始。堤防の沖側に面しているテトラポッド側に釣り座を構えます。
まだ暗いので、Hapysonの円錐型リチウムウキ(適合オモリ3B)を付けてスタート。海に浮かぶ電気ウキを眺めていると、それだけで心地良いものです。
初心者のフカセ釣りデビュー戦!初の釣果はグレ(メジナ)
さて、ウキ付近にコマセを撒き暗い海を漂う電気ウキの赤が綺麗だなぁ…と眺めていると、1投目でいきなりウキが沈みます。
釣りあげてみるとグレ(メジナ)。
フカセ釣りボウズが無くなった!と素直に喜んだのですが、今回のターゲットはあくまで黒鯛a.k.a.チヌ。気合いを入れ直して仕掛けを投げます。
6時前、東の空から日が昇り始め、辺りがだいぶ明るくなってきました。
極寒の夜釣りを終えた後……この時ほど陽の光がありがたいことはないですね。
穴釣りロッドの仕掛けにまだ餌がついていたので、テトラポッドの隙間に落としてみたらカサゴが食いついてきました!
良い時間で穴釣りもしたい気持ちがありますが、いやいや朝のメインはフカセ釣り。浮気しない。
チヌ(黒鯛)が釣れた!初挑戦で感動の本命釣果
あらためてテトラポッド側。
足元に気をつけながら、バッカンの位置を調整して釣り座を構えます。
コマセは夜の間に作っておきました。
チヌパワームギスペシャルにオカラだんご、アミエビに海水を入れて混ぜまして……。
最後にオキアミをつぶさないように手で混ぜます。
初フカセ釣りということもあってこれが正しいのかもわかりませんが、釣りの回数を重ねて徐々に調整していくとしましょう。勉強、勉強。
この釣行で使った釣具については別記事にまとめていますので、もしよろしければお読みください!
ウキは円錐型のものを使用。ガン玉の重さは3Bです。ハリスは2号のチヌ針。
竿は5mの安物。リールはアブ・ガルシアのBLACK MAX。道糸はPE1.5号です。
仕掛けについても当然のごとく手探り。今回のフカセ釣りは練習、そんなスタンスで気楽にいきます。
いざ、実釣!
8時の満潮に向けて潮がよく流れています。
そもそもコマセを撒くのも慣れていないので、狙ったところにも飛ばない状況。
同調なんて、一切語れる状況じゃありません(笑)
アタリも無い中で闇雲に釣りしていると、そこに救世主が登場。
ベテランの方が来たので、挨拶ついでに恥を忍んで「今日がフカセ釣りデビューなんです」と伝え、色々と仕掛けやこの釣り場についての情報を教えていただきました。
とても良い方で、質問したことには丁寧に答えていただき、それでいて向こうからはアドバイスしてくるわけでもなく押し付けがましくもありません。
隣で釣りを始めてくれたので、これは良いチャンスと見様見真似で仕掛けを投げ続けます。
それからものの30分ほどで、ベテランの方は3匹の黒鯛を釣り上げておりました。
僕はと言えば、アタリすら無し。
仕掛けも刺し餌もそれほど変わりなし。
完全に腕の差ですね。隣で彼の釣りを見て学べるだけでも良いかなと思い始めていたくらいです。
が、釣り上げた黒鯛を見せてもらっていると、「満潮時はタナを4〜5mくらいとったほうがいいですよ」と神の一言。
タナを浅く設定してしまっていたので、さっそくタナを調整して仕掛けを投げていると……ウキが沈み強烈な引きが!!!
かなりの引きで慌てていると、ベテランの方がタモ入れしてくださいました……。何から何まで助けていただいて。
それにしても……チヌですよ。黒鯛ですよ!!
サイズはまだまだですが、なんとも嬉しい1匹。
今回の釣果、これはベテランの方のアドバイスのおかげですね。いらっしゃらなかったら、まず僕には釣れていなかったでしょう。
師匠。勝手にそう呼ばせていただくことにします。
自分の釣りに集中したいでしょうに、僕みたいな初心者の言葉に優しく答えてくださって。本当に感謝しております。出会いも含めて、ここ最近の釣りで一番嬉しいです。
その後、満潮から引きになったところで師匠は帰られました。潮が引くと厳しいとのこと。
そのあたりの計算が出来ず、まだコマセが残っていた僕は居残りで練習。アタリがあることは無かったですが、師匠の動きを思い出しながら真似して仕掛けとコマセを投げます。
簡単な釣りはつまらないと釣りプロの方がおっしゃってましたが、僕はそうは思いません。
投げ釣りだって穴釣りだってやっぱり楽しい。
でも、簡単にはいかないフカセ釣りの面白さもわかってきました。一回だけしかまだやっていませんが、実に奥深い。
魚のいる場所を想像して、潮の流れを予測して餌とコマセを同調させる……。今回は師匠のおかげでなんとか釣果に繋がりましたが、次回からは自分の力だけで釣り上げられるように邁進する所存でございます。
フカセ釣りの練習をしばらくして、納竿。
夜の分も含めて釣果はこんな感じ。冬の釣りにしては悪くない。うん。
- 黒鯛(チヌ) × 1
- メジナ(グレ) × 1
- カサゴ × 2
- ドンコ × 2
初のフカセ釣りの釣果はチヌとグレ。
すべてが自分の力では無いのですが、デビュー戦としては本当に嬉しい!楽しい。そして大好きである。
最後に、堤防を見守る神社に参拝。
まずは師匠との出会いのお礼。そして毎度楽しく釣りさせてもらっていることのお礼。
東京へと戻る道すがら、「釣りって本当に面白いなぁ」としみじみ思いました。
- 一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
- 三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
- 八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。
- 永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。
こんな中国の諺を思い出しておりました。
趣味は釣りなんて言っていますが、まだまだ釣りの知らないこと・面白いことがたくさんあるんでしょうね。楽しいなぁ、釣り。
今回の釣りで使った釣り具です。
釣った黒鯛は刺身・昆布締め・お茶漬けにして美味しくいただきました!
動画もあわせてご覧ください!
コメント
物凄く見やすく、読みやすくていいブログですね(^∀^)
自分は九州勢ですがフカセ釣りがしたくなってきました
これからも釣りとブログと頑張ってください
九州の海から応援してます
ありがとうございます!
九州にお住まいなんですね…釣り人としてはうらやましい限りです。実はいつか九州でも釣りしてみたいと夢見てます(笑)
またよろしければ見に来てください^^