千葉内房への釣行で釣り上げたメバル・タカノハダイ・ドンコ。
その魚を調理しての釣り飯です。
大潮だったのですが渋くてなかなか釣れなかった釣行。
せっかく釣ってきた魚なので、おいしく食べたいものです。
ドンコは定番の鍋。
メバルとタカノハダイは刺身にし、鍋の熱湯にさらしてしゃぶしゃぶでも食べてみることに。
ドンコ鍋は安定の旨さ。
メバルの刺身は脂がのっていて上品な味でこれまた安定のおいしさ。タカノハダイの刺身は若干癖がありますが、しゃぶしゃぶにするととても美味。
友人2人と目一杯釣りをして、自分達で魚を捌いておいしい釣り飯を食べる……。
最高の贅沢です。はい。
釣ってきたメバル・タカノハダイ・ドンコを調理しての釣り飯
友人と2人、千葉内房の堤防への釣行。
大潮で期待をしていたのですが、なかなか渋くて移動を繰り返し最終的に龍島港に行き着きました。
夜のうちに釣り上げたのがドンコ。
龍島港では穴釣りでメバルとタカノハダイで釣り上げることができました。
渋かったものの、春の暖かい気候の中で釣りが出来たのは幸せでしたね。
メバルとタカノハダイを捌いて刺身に
さて、まずはメバルとタカノハダイを刺身にするべく捌いていきます。
いつもなら友人と2人で手分けして捌きます。
が、今回は釣り後に差し歯が外れてしまった僕は急遽歯医者へ。その間に友人が捌いてくれました……。多謝。
ウロコ・内臓・エラはあらかじめ取り除いておいてあります。
頭を落とし、身を三枚下ろしにして腹骨をすきとり、皮を剥ぎます。最後に中骨を骨抜きで取り除いたらほぼ完了。
一口サイズに切り分ければ刺身の完成。
どちらも綺麗な白身ですね。黒い皿に映えます。
魚のアラで出汁をとったドンコ鍋
お次はドンコ鍋。
ドンコは汁物にぴったりの具材になります。
捌くのも簡単で、内臓とエラをとってぶつ切りにするだけ。ただし、肝はおいしいので別皿でとっておきます。
ドンコはタラの仲間。鍋にするとおいしいんですよね。
今回はメバルやタカノハダイのアラがあるので出汁をとってみることにします。
あらかじめ塩を振って30分ほど置き、その後熱湯で湯霜にして臭みを取っておきます。
アラを煮込んで出汁をとっていきます。
あくを取りながら煮ていると、湯の表面に脂がテラテラと浮かびます。
出汁がとれたらアラは取り除き、野菜などの鍋の具材とドンコをいれて煮込みます。
肝がキモ!身がタラのよう!ドンコ鍋が旨い
いざ実食!ドンコ鍋の完成です。
ドンコの肝は具材の上に置き、火が通ったらポン酢に直接溶いて食べることとします。
見た目は若干グロテスクでおいしくなさそうなドンコですが、汁物の具としては一流の味。
僕も最初に食べた時は想像していなかった味に驚いたものです。
肝に火が通ったので、ポン酢に溶いて風味と旨味アップ。
この時期のドンコからは小さな身体には似つかわしくない大きなサイズの肝が取れます。
肝を溶いたポン酢にチョン漬けして身を一口。うん、やっぱり旨い。
前述の通りドンコはタラの仲間なので、タラの身と同じような旨味。タラよりも旨味が強い印象です。
欠点は、身体が小さい事もあり骨が気になる点。まあそれでも、この味を考えれば問題なしです。
魚のアラで出汁をとった事もあり、野菜にも魚の風味がしみ込んでいておいしいですね。ドンコ鍋好きだなぁ。
メバル・タカノハダイの刺身としゃぶしゃぶ
続きましてメバルとタカノハダイの刺身。
どちらも綺麗な白身で写真だと区別がつきづらいですが、写真上がタカノハダイ、写真下がメバルです。
まずはメバルの刺身から。うんうん、安心できる外れのないお味。
今回は1日だけ寝かせた形ですが、もっと熟成させたほうが甘みと旨味が出ますね。メバルは寝かせたほうがおいしい魚です。
続いてタカノハダイの刺身。実はタカノハダイを食べるのは初めてです。
調べると臭みの多い個体が多いようですが、このタカノハダイには臭みはありません。ただ、メバルの刺身と比べてしまうと、若干クセがありますね。
おいしく食べたいので、タカノハダイの刺身は鍋の湯に通してしゃぶしゃぶに。これが旨い!
柔らかくホロホロと口の中で崩れるような食感になり、刺身では気になったクセも消えました。
試しにメバルの刺身でもしゃぶしゃぶを試してみたのですが、これが不思議と微妙な味。
火を通すことでゴムのような弾力を持った食感になってしまい、あまりおいしくありません。メバルは刺身のほうが良いですね。
ドンコ鍋、メバルの刺身にタカノハダイのしゃぶしゃぶ。
欲張って色々な食べ方で釣り飯を楽しんでしまいました。
釣りを目一杯楽しんで、釣ってきた魚を捌いておいしい釣り飯を頬張る……。
釣って楽しい。食べておいしい。これだから釣りはやめられません。
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