僕は以前ドイツのベルリンに1年ほど住んでいました。
アート活動で向かったドイツですが、僕はドイツ語が全く話せない状態でした。
英語で暮らしていけるだろうと悠長に構えて行きましたが、年配の方には英語が話せない方もいました。
また、アートマーケットでの出店や英語が苦手なドイツ人との共同生活を経験し、英語だけではやりきれないときもありました。
ドイツ語は僕にとってハードルが高く、全てを覚えようという気にはなれませんでした。
そんな僕ですが、生活をするために「これだけは」といくつかのドイツ語は覚えていました。
ドイツ語で挨拶、数字、「ありがとう」だけは覚えておいた
ドイツ語で思い浮かぶのはどのような言葉がありますでしょうか?
日本でよく使われている言葉では「アルバイト」なんかがありますね。
ドイツ語では”arbeit”、仕事という意味ですね。
医学用語は有名ですね。
カルテ(Karte)などはよく聞きます。
意外なところでは、『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』と割と諳んじれるモーツァルトの曲の名前ですが、これも”Eine kleine Nachtmusik”というドイツ語だったりします。
ですが、日本で聞くそれらのドイツ語はドイツでは使いませんでした。
生活するために覚えたドイツ語
数字
まず生活をする上で必要だったのは、数字でした。
スーパーで買い物をするとき、アートマーケットで作品を売るとき、お金が関わる場面では数字を聞き取ること、伝えることが必須でした。
- 0 null(ヌル)
- 1 eins(アインス)
- 2 zwei(ツヴァイ)
- 3 drei(ドライ)
- 4 vier(フィーア)
- 5 fünf(フュンフ)
- 6 sechs(ゼクス)
- 7 sieben(ズィーベン)
- 8 acht(アハト)
- 9 neun(ノイン)
- 10 zehn(ツェーン)
- 11 elf(エルフ)
- 12 zwölf(ツヴェルフ)
- 13 dreizehn(ドライツェーン)
- 14 vierzehn(フィルツェーン )
- 15 fünfzehn(フュンフツェーン)
- 16 sechzehn(ゼヒツェーン)
- 17 siebzehn(ズィープツェーン)
- 18 achtzehn(アハツェーン)
- 19 neunzehn(ノインツェーン)
- 20 zwanzig(ツヴァンツィヒ)
- 21 einundzwanzig(アインウントツヴァンツィヒ)
20まではなんとかそのまま覚えるだけなのですが、苦戦したのは21以降でした。
1の桁を先に読んで、その後に10の桁を読むんですよね。
例えば、987はどうなるのでしょう。
neunhundert siebenundachtzig(ノインフンダート ズィーベンウントアハツィヒ)となり、日本語で言うと900の7の80みたいな表現になります。
これが頭の中の数字の順と違うため、言葉にするときに大変戸惑いました。
ちなみにユーロはオイロ(Euro)と発音します。
挨拶
人とは挨拶ができればなんとかなると僕は思っています。
喋れないからといって挨拶しないのはダメだと思っているので、メジャーな挨拶は覚えていました。
- おはようございます … Guten Morgen(グーテン・モルゲン)
- こんにちは … Hallo(ハロー)
- こんにちは … Guten Tag(グーテン・ターク)
- こんばんは … Guten Abend(グーテン・アーベント)
- おやすみなさい … Gute Nacht(グーテ・ナハト)
「こんにちは」はHalloの使用頻度が多かったです。
- 元気ですか? … Wie geht’s? (ヴィー・ゲーツ?)
こちらは英語でいうところの”How are you?”ですね。
聞かれた場合は”Gut(グート)”などと返します。
また、人と別れるときやお店をでるときにはお別れの挨拶を覚えていると気持ちよいですね。
- さようなら … Auf Wiedersehen(アウフ・ヴィーダーセーエン)
- バイバイ … Tschüs(チュース)
- また明日 … Bis Morgen(ビス・モルゲン)
- また後で … Bis später(ビス・シュペーター)
この中では”Tschüss”を一番使いました。
また、イタリア語の”Ciao(チャオ)”も浸透しており僕もよく使いました。
お礼
感謝の言葉は生活するにあたって必須ですね。
- ありがとう … Danke(ダンケ)
- ありがとうございます … Danke schön(ダンケ・シェーン)
- どういたしまして … Bitte schön(ビッテ・シェーン)
乾杯
これが一番使った言葉なんじゃないかと思いますw
- 乾杯! … Prost!(プローストゥ!)
イベントなどでは知り合いでなくとも関係なく「Prost!」っと言いながらジョッキを合わせていました。
ドイツ語を覚えるために使った教材など
しっかりとドイツ語を覚える気が無かった僕ですが、ドイツに行ってから焦って勉強はしました。
その時に使いやすかった教材を紹介します。
旅の指さし会話帳
ライトに勉強できる本です。
かわいいイラストが満載なので、気持ちよく覚えられます。
また、使いたい場面でカテゴリー分けされてますので重宝しました。
ドイツ人と共同生活していたときも、この本を見せながら発音を教えてもらってました。
超入門ドイツ文法
ドイツ語で文章を書かなくてはいけない場面が増え、文法を勉強しようと使っていた本。
文法がわかりやすく説明されているので、スムーズに勉強を進められます。
今開いてみたら苦労の跡が見られましたw
まとめ
どこの国に住むにもその国の言葉は覚えておいたほうがいいですよね。
僕は完全にそこをさぼっていました。
当時アートマーケットの支配人に電話をしたら、「英語は話せないからドイツ語で話してくれ」と言われて、片言でなんとか伝えたこともありました。
今となっては楽しい思い出ですが、当時は困った記憶があります。
言葉を知っていればもっといろいろなことを伝えられたのかなと思うと、ちょっと後悔もあったりしますね。
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