新島での3泊4日の釣りキャンプ。
宿泊地としたのが羽伏浦キャンプ場。新島の中心部分にある無料のキャンプ場です。
新島遠征を考えた際に新島にある宿も調べたのですが、安価な宿が意外と少なめ。
滞在費を抑える目的と、釣りと同時にキャンプも楽しめると考え、羽伏浦キャンプ場で寝泊まりすることにしたのでした。
滞在してみれば、無料にも関わらず綺麗で素敵なキャンプ場。
キャンパーが残していった調理器具なんかも使えて文句無し!心地良く過ごせたのでした。
この記事では、羽伏浦キャンプ場へのアクセス方法や設備についてまとめます。
また、僕が行ったのは千葉に甚大な被害をもたらした台風15号の後。台風の爪痕があちらこちらに残っている状態でした。
実際に利用してみて注意しておいたほうが良いことも見えたので、併せて綴っていきたい思います。
新島の無料キャンプ場「羽伏浦(はぶしうら)キャンプ場」
新島での宿泊を考えた場合、宿を利用するか、羽伏浦キャンプ場を利用するかとなります。
前述の通り、宿は意外と安価なものが少ないため、滞在費を抑えるにはキャンプ場の利用がベターかと思われます。
滞在費を抑える目的に加え、これから紹介するように羽伏浦キャンプ場は無料とは思えないくらい素敵なキャンプ場です。
実際に滞在して話を聞いてみると、ボランティアとして動いている方の存在も知りました。ありがたい限りです。
ちなみに、今回僕が新島に滞在した目的は釣りですが、羽伏浦キャンプ場の近くには羽伏浦海岸があるためサーファーの利用も多いようです。
竹芝から新島までは、ジェット船で2時間半、大型客船で10時間半ほどですが、僕は大型客船を利用しました。
大型客船の設備などについては、別ブログに書きました上記記事をご覧ください。
羽伏浦キャンプ場へのアクセス方法|駐車場完備で便利
船が到着する新島港から羽伏浦キャンプ場までの移動は、車を利用します。
1時間ほど歩けば徒歩でも行けるかと思いますが、キャンプ道具などの荷物を抱えているのであれば現実的ではありません。
地図で見てみると、羽伏浦キャンプ場があるのは島の中央部分。新島港から車で10分ほどかかる場所にあります。
バスやタクシーを利用するか、レンタカーを借りていく形になりますね。
今回の釣りキャンプでは、友人と一緒だったこともあり、ナカダレンタカーで釣り用の軽バンをレンタル。1日7,000円。
島に着いて電話すると港の駐車場まで車を持ってきてくれるので助かります。
キャンプ場の入口には駐車場があります。
オートキャンプが出来るわけではないのでキャンプサイトまで車をいれることはできません。キャンプ場までは1〜2分歩かなければいけないので注意が必要です。
予約不要!受付で手続きして利用開始
羽伏浦キャンプ場の入口、駐車場付近に受付があります。
こちらで利用手続きをします。手続きといっても、各々の名前や連絡先を記入するだけ。
受付が閉まっていたら、翌日手続きをすれば良いとのことでした。
キャンプ場の入口付近には動物の石像が並んでいます。
気になる方は覗いてみても良いかも(笑)
さて、駐車場からキャンプ場へと向かいます。
距離があるわけじゃないのですが、キャンプとなると荷物が多いので困るところです。
そんな悩みを解消してくれるのがこちらの台車!
なかなか見たことの無い形をしておりますが、こちら手作りなのです。「自己責任で使用可能」と書かれております(笑)
行きも帰りもありがたく使わせていただきました。いやぁ、本当に助かりました。
この台車の制作者の方にも滞在中お会いできました。
ボランティアで作られているそう。本当にありがたい。
羽伏浦キャンプ場の風景
羽伏浦キャンプ場は山の麓にあり、高台からは海も見えるキャンプ場です。
山も海も楽しめる……素晴らしいロケーションですよ。
僕が新島に訪れたのは10月初旬。平日メインでピーク時では無いため、週末以外は静かなものでした。
GWなんかはかなりの数の人が訪れ、テントだらけになるそうです。
キャンプ場の入口部分は標高が低く、奥に向かうにつれて高台になっています。
高台を位置取れば海も見えて景色が良いわけですが、トイレなどの設備から離れ、且つ風が強い可能性もあるため場所決めは慎重におこないたいところです。
今回は木が茂っている風裏になりそうな場所にテントを設営しました。
初日は強風でどうなることかと思いましたが、初日以外は心地良く過ごせましたよ。
入口から入ってすぐの左手にはベテランキャンパーの方がテントを張っていたので、風がうまく避けられて人気の模様です。
テントは愛用しているコールマンツーリングドームLX。2〜3人用なので1人だと広くて快適(笑)
今回はテント道具一式をあらかじめヤマト便で送っておいたのですが、1,700円ほどで送ることができたのでテントがソロにしてはオーバーサイズでも気になりませんでした。
キャンプ場内の高台に行ってみるとこのように海も見えます。
ここで朝日を見ながらコーヒーでも啜れば気分が良いこと間違いなし。
羽伏浦キャンプ場の設備
羽伏浦キャンプ場で驚いたのが、無料キャンプ場にも関わらず設備が充実していてどれも清潔で綺麗なこと。
清掃している方を頻繁に見かけました。ありがたい限りです。
まずは炊事場。
今回の釣りキャンプでこの炊事場には本当にお世話になりました。
驚いたのは炊事場の綺麗さ。
そして調理用具の充実っぷり。
キャンパーが残していった道具を自由に使えるようになっています。
フライパンや鍋・まな板なんかは充実しています。
炭火が使える炉もあるので、BBQなんかも楽しめます。
調味料なんかも残っていますが、こちらは自己責任で(笑)
食材や調味料はスーパーで買えます。今回の釣りキャンプでは新島ストアを頻繁に利用しました。
炉はキャンプ場内にいくつか設置されています。
テントの近くにあれば、この炉でBBQもできますね。
ただし、カラスなんかが食材を漁ったりするそうで、下拵えは炊事場でおこなうようにとのこと。
キャンプをしていてすご〜く助かるのがゴミ捨て場。
ゴミごとに分別できるようになっているので、ありがたく使わせてもらいました。
トイレは無料キャンプ場から想像するよりずっと清潔。
ただし、外にあるため虫なんかはいるため苦手な方はご注意を。
無料とは思えない羽伏浦キャンプ場ですが、さすがに風呂はありません(笑)
水シャワーはあるので、水着でなら利用可能ですね。
新島港近くに、「湯の浜露天温泉」という24時間無料で利用できる温泉があるので、そちらを利用するのも手ですね。
羽伏浦キャンプ場にいる猫たち
少人数でキャンプをしていると少し寂しくなる時もあるものですが、羽伏浦キャンプ場にはその気持ちを紛らわせてくれるかわいこちゃんたちがおります。
猫たち。
猫好きのわたくしとしては、このニャン様たちにどれだけ癒されたことか。
よく近くに来たニャン(小)。
ちびっちゃくて警戒心高めの子。
ニャン(中)。
テントにまで遊びに来てくれたフレンドリーな子。
ニャン(大)。
魚の切り身をプレゼントしたら友になれたかわいい子。
ということで、羽伏浦キャンプ場は猫好きにも楽しい仕様となっております(笑)
羽伏浦キャンプ場を利用する際の注意点
僕が羽伏浦キャンプ場を利用したのは、台風と台風のちょうど間。
運が良く天気もそれなりに安定していました。
が、キャンプ場内には台風の爪痕がしっかりと残っておりました。
千葉に甚大な被害をもたらした台風15号の影響ですね。
僕が訪れた時も初日は風が強く、時折木が折れる音も聞こえました。
島ですので、風が強い状況は想定して利用したほうが良いです。
テントを設営する際は、風を避けられる場所にすること。
さらに、小枝が折れて飛んでくることもあると思いますので、そういったことも考慮して設営したほうが良さそうです。
他の注意点としては、携帯電話の電波は弱いのであまり期待しないほうが良さそうです。
キャリアによって繋がる・繋がらないと状況は違いましたが、基本的にキャンプ場内は繋がりにくかったです。
また、これはどこのキャンプ場でもそうですが、マナーの悪い方がいたりします。
今回も、夜中に子供を何人も僕のテントの前に連れてきて、シートを敷いて星を眺めさせ始めた方がおりました。さすがにうるさいわけですが、騒ぐ子供達を注意するお母さんの声がよりうるさい。あるあるですね。うるさいとわかっているなら、させないでください。少なくとも、テントが無いところでやりましょう(笑)
神津島の沢尻湾キャンプ場が閉鎖されることになって非常に悲しいわけですが、利用者のマナーによっては今利用できる無料キャンプ場も閉鎖されてしまう可能性があります。
自分だけ…今回だけ…という考えではなく、他人も含め皆で利用していることを考え最低限のマナーは守りたいですね。
まとめ
無料で利用できる上、設備が充実している羽伏浦キャンプ場。
ロケーションも良いので、新島に訪れるのであれば利用してみてはいかがでしょう。
島特有の天候に気をつけたほうが良いですが、その辺りを注意しておけば心地良く過ごせるキャンプ場です。
鳥のさえずりで目が覚め、起き抜けにコーヒー片手に高台へと行き海の上に昇る朝日を眺める……。
そんな気持ち良い時間を楽しめるキャンプ場です。
よろしければ動画もご覧ください!
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