欲しかったアルコールストーブ(バーナー)、買わないで自作してみました。
愛用しているエスビットポケットストーブ。
専用の固形燃料もついているのですぐ使えるのですが、しばらく使っていると欲しくなるのがアルコールストーブ。
エスビットからもアルコールストーブが発売されているので購入しようかとも思ったのですが、以前より気になっていたアルコールストーブの自作に挑戦してみることに。
空き缶があれば作れてしまうお手軽さ。安く済むので気軽に挑戦できちゃいます。
気軽にできると言っても、自作すると工程はそれなりにあるのでその手順を今回はまとめてみようと思います。
自作でもパフォーマンスは十分。エスビットポケットストーブとの相性も良く、今では大活躍です。自作ということで、愛着も湧きますしね。
用意するのはアルミ缶2つだけ!アルコールストーブを作る準備
アルコールストーブはアルコールを燃料とした携帯用コンロ。
軽量で携帯性に優れているのが特徴で、軽装備でのソロキャンプや登山などで重宝されています。
こんな形のものですね。
自作するのを決める前は、上記のエスビットのアルコールストーブを購入しようかと思っていました。
でも、自作できるのであればその方が作るのも使うのも楽しめそうですしね。
ということで、さっそくアルコールストーブを自作する準備を始めます。
準備と言っても、材料としては準備するのは空き缶2つ。
この日は発泡酒の空き缶を用意しました。
さらに、道具としてはキリなどの穴を開ける道具やカッターなどが必要です。
道具については、手順と共に書いていきますね。
自作アルコールストーブを作る手順
まず、2本用意した内の一方の缶に細工をしていきます。
缶の底面に火を出すための穴を開けていきます。
キリなどの道具を使っても良いですが、僕は画鋲を使って穴を開けました。
さらに、アルコールを注ぐ口を底面に開けます。
と、ここで横着して力を加えていったら口が大きくなり過ぎてしまいました。
※この後の工程でもこの失敗品で進めていますが、後日差し替えました。
正しくはこちら。このように穴を開けます。直径3cmほどですね。
この作業が道具が無いと僕には難しく……。
昔友人から譲ってもらった記憶があった、コンパスカッターを押し入れから探し出して穴を開けました。
どんな時に使うのかイメージがわかないまま数年押し入れで過ごしてもらっていたわけですが、ようやく日の目を浴びることができましたね。
続いて、穴を開けた底面を下にして缶をカットしていきます。
今回は3cmの高さとしました。カットしたい高さの本などにカッターの刃を貼り付けて、缶を押し当ててクルクルと回していくと……。
かなり辛抱は必要ですが、このように切ることができます。
クルクルと缶を回しながらカッターの刃に当てていると、どこかで刃が食い込みます。少しでも刃が食い込めば、その部分から力を加えてやることで刃を当てた部分が裂けていきますよ。
同じようにもう一方の缶の底面もカットしておきます。
これで容器はほぼ完成。
さらに、3.5cmほどの高さで筒状にできるように余った缶からカットしておきます。
ちなみに、缶のカットはハサミで出来ます。
穴を開けていない方の缶の底面を覗くと、中央に突起した円があると思います。
この円にぴったりはまるように、先ほどカットした素材を筒にします。
こんな感じ。
筒にする際の接着面はホチキスで固定します。
さらに、筒の底面側に写真のように切れ目をいれておきます。
ここからアルコールが流れる形ですね。
以上でパーツは全て出揃いました。
あとはそれぞれのパーツを組み合わせていくだけです。あとちょっと。
そのままの状態では同じ直径で缶を組み合わせることができないので、底となるほうの缶の接着面をペンチなどで折り込んでおきます。
続いて、底面に筒を装着。
切れ目をいれたほうを下にすることを忘れずに。
最後に穴を開けた缶をはめ込んで完成。
こんな感じでぴったり収まります。
ただ、穴開けを失敗しているため、後日……。
このように仕上げました!
そのままでも手作り感があって良いのですが、耐熱塗料を使って外面を塗装しました。
以上でアルコールストーブの自作完了です。
なかなかお気に入りのアルコールストーブが完成。手をかけたこともあって、思い入れがあるので愛着を持って使えています。
まとめ
アルコールストーブを自作したので手順をまとめました。
購入したほうが丈夫で使いやすいものが手に入るかもしれませんが、手軽に作れて超軽量なので自作も良いですよ。
エスビットとの相性が良く、メスティンの中に入れて持ち運べて重宝しています。
何より自分で作ると愛着が湧いて良いですね。料理するのも楽しくなりますよ。
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