妻との京都旅。
2日目の朝は、妻の希望で石清水八幡宮に参拝することにしました。
石清水八幡宮は、宇佐神宮・筥崎宮(または鶴岡八幡宮)と並ぶ日本三大八幡宮の一社であり、2016年2月に社殿10棟が国宝に指定された由緒ある神社。
男山ケーブルを利用し山上に鎮座する石清水八幡宮に足を踏み入れると、山上の澄んだ空気と神聖な神社の雰囲気、歴史ある美しい建築物が迎えてくれたのでした。
山上に鎮座する石清水八幡宮を参拝
8時30分より受付を開始する石清水八幡宮。できるだけ人が少ない時間にゆっくりと参拝したかったため、朝一から向かうことにしました。
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最寄駅は京阪電車の八幡市駅。駅を降りて「やわた走井餅老舗」で朝食を摂った僕らは、意気揚々と石清水八幡宮の鎮座する山上へと向かうことにしたのでした。
男山ケーブルを利用しよう!石清水八幡宮へのアクセス方法
石清水八幡宮へのアクセス方法としては、電車の場合は前述の通り「八幡市駅」が最寄駅になります。京都駅から向かう場合、近鉄電車「丹波橋駅」またはJR「東福寺駅」で乗り換えですね。
石清水八幡宮は男山山上にあります。
八幡市駅からは徒歩で山上へ向かうか、男山ケーブルを利用して山上に行くことになります。旅行などの場合は、ケーブルを利用したほうが便利でしょう。
男山ケーブルの乗り口は八幡市駅近くにあります。料金は片道200円。
暖色ベースのどこかかわいらしいデザインのケーブルカーが待ち構えていました。
早朝ということもあり、乗客は僕ら2人だけ。
いくつかトンネルを抜けながらゆっくりと山上へと進んでいきます。山を登っていくごとに、ケーブルカーの中からの景色は街を見下ろす形になり絶景になっていきますよ。
山上の景色や空気を楽しみながら本殿へ
ケーブルカーを降りると、もうそこは山の中。ケーブルカーの高低差が82mということで、この時点で100m近い標高です。
高台からの景色を楽しみつつ、まずは本殿に向かいます。標高が高い上に山の中、空気が澄んでいるのがわかります。
ケーブルカーを降りてからゆっくり歩いて5分ほど、石清水八幡宮の本殿に到着です。
石清水八幡宮には、他にも山麓に下院があります。ここ山上にある社殿は上院と呼ばれ、国宝があるのはこちらの上院です。
石清水八幡宮本殿を参拝
南総門をくぐり中に入ると、なんとも壮大な風景が広がっていました。
上院社殿がどっしりと鎮座しています。また、この日は天候が良く、青空と社殿の朱のコントラストが美しく、しばらく立ち止まって見惚れてしまいました。
上院社殿の正面入口となる楼門も国宝。2棟の建物を前後に連結させてひとつの社殿にする「八幡造」という独特の構造になっています。
近くで見てもなんと美しいことか。洗練された造りは元より、社殿から感じられる荘厳でありながら軽やかにも感じる雰囲気に魅了されます。
国宝及び重要文化財の多い社殿と社殿周囲
上院社殿は、楼門から奥へと舞殿・幣殿・本殿と続いており、いずれも国宝に指定されています。また、社殿以外にも、社殿の周囲も見所が多くあります。
社殿の周囲には摂末社が並んでいます。住吉社や若宮社など、社殿が重要文化財のものもあります。
ひとつひとつに趣があるので、手を合わせながら見て回るのもおすすめですよ。
社殿の周囲は摂末社の他、灯篭が立ち並び、塀で囲まれています。
塀は特徴的な築地塀。織田信長が好んで採用した様式で、「信長塀」とも呼ばれます。
瓦と土を幾重にも重ねて作られており、耐久力に優れていたとされています。
楼門の左手に高くそびえるクスノキ。
楠木正成が1334年に必勝祈願参拝の折に奉納したとされる、樹齢700年にせまる大木です。
本宮を離れ境内を巡る
本宮を離れても見所の多い石清水八幡宮。灯篭が多く立ち並ぶ参道を歩くだけでも心地が良いです。
参道は馬場先と呼ばれる石敷のもの。
三ノ鳥居付近中央には「一ッ石」と呼ばれる自然石が露出しています。江戸時代には、本殿参拝を終えた参詣者が一ッ石の前で再び本殿に向かい拝礼するという習わしがあったそうですよ。
八幡の竹を使っての白熱電球の長時間点灯、実用化に成功した世界の発明王エジソン。そのゆかりにより建立されたのが「エジソン記念碑」です。
昭和9年に本宮境内の隣に建立され、昭和33年に現在の位置に移転されたとのこと。
石清水八幡宮の御朱印・御朱印帳
妻の持っていた御朱印帳がもうすぐ無くなるとのことで、石清水八幡宮オリジナルの御朱印帳を購入。
こちらが本宮の御朱印。
本宮の向かって右側にある「おふだ・お守り授与所」にていただくことができます。初穂料は300円。
まとめ
帰りもケーブルカーに乗って麓に下ります。高地からの景色を楽しめますよ。
日本三大八幡宮の一社であり、社殿10棟が国宝に指定された由緒ある神社「石清水八幡宮」。国宝以外にも重要文化財がいくつもあります。
見所の多い神社ですので、時間に余裕を持って参拝することをおすすめします。
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