末広町近くの老舗『かつ進』絶品かつ重定食とハンバーグ定食

秋葉原に隣接していながらも喧騒からは若干離れ、休日だからか雰囲気も落ち着いている末広町駅周辺。

近くで用事を済ませた後、妻と2人で駅周辺を歩いていました。

日も暮れて寒く、風も冷たい。
屋内で温まっていた身体が急速に冷えていきます。

妻はちょっと怒っていました。

寒いものね。
でも、ごめん。

僕はかつ丼が食べたい。

老舗ならではの雰囲気と厨房の連携

結局、店を見つけてくれたのは妻でした。
正しくは、用事を済ます前に僕らは店の前を通っていて、その店を覚えていたのが妻。
さらには、店の前を通った時に、僕にその店について話したと、妻。

「聞いてなかったの？」と妻。

「ん〜あったっけ〜」と、僕。

「……。」←妻

すみません。本当にすみません。

おこられました……。

はい。気を取り直して、『かつ進 三組坂下外神田店』です。

銀座線末広町から徒歩3〜4分、秋葉原からは徒歩10分強ほどでしょうか。
佇まいから老舗だとわかる店。

『かつ』の文字が眩しい。
嗚呼、これならかつ丼ありますねありがとう妻よ。
お弁当もだしているようで、平日の昼時は繁盛していそうです。

店内も外観と同じく老舗の雰囲気があります。
広い厨房を囲うようにカウンター席が配置されています。

席に着くと、目の前ではカレーの仕込みをしています。
芳しいカレーの香りにつられ、一瞬カレーもいいなと思いましたが、メニューには無いようでした。
ランチ限定かしら。

かれー、カレー……。

いやいや、ぶれてはいかん、と、僕は『かつ重定食』、妻が『ハンバーグ定食』を注文です。
丼はありませんでしたが、重ならありました。良かった。

かつ重定食

定食につける小鉢は『お新香』か『ポテトサラダ』の2種類から選べるとのことでした。

2人の定食分の小鉢です。
小鉢をつまみながら料理がくるのを待ちます。

また、かつ重定食にはキャベツの千切りサラダがつきます。
野菜も摂れて嬉しい。

厨房が目の前なので、調理過程を見れるのがいいですね。

絶対おいしいもの作ってくれるでしょ、と疑いもなく思える背中がなんとも頼もしい。
厨房の方々の連携も見事で、カツを揚げる担当の方からカツを煮て卵でとじる担当の方への声掛けや、それぞれの調理時の立ち振る舞いが格好良く、ひとつひとつの工程が完了するごとに、料理が完成する期待に胸が高まっていくのです。

カツを煮ていた鍋の蓋を外すと、さっとご飯の上にのせて手渡してくれました。
やったやった。

おおぅ、こりゃ旨そうだ。
重箱はそこまで大きくないのですが、ずっしりと重みがあります。

それもそのはず、カツが分厚い。
衣と卵と肉が仲睦まじく身を寄せ合っております。
熱々出来立てのところをいただいてみると、衣がサクッとしたところも残っていて、なんとも歯ざわりがいい。
肉は柔らかく、それでいて旨みがしっかりとしています。
さすがとんかつが売りのお店だけあって、まずとんかつが旨い。

タレは一見濃そうに見えますが、そんなことはなく程よい塩っ気。
卵も煮えすぎず生の部分も残っていて、好みでございます。

念願叶い、感無量。

また、定食には味噌汁がつきます。
かつ重と味噌汁の組み合わせ、間違いなし。

ハンバーグ定食

ハンバーグ定食です。
これも見た目からしてご飯進むよね、絶対。

ハンバーグとコロッケ、それにキャベツの千切り。
一口いただいたのですが、ハンバーグは肉の旨みが強く、デミグラスソースがなんとも芳醇で美味。
また、コロッケは衣がサクッとしていて、中は滑らかな舌触りのジャガイモが柔らかい。
ジャガイモ本来の味が楽しめてこれまた美味。美味！

妻も満足そうに平らげていました。

まとめ

僕ら以外のお客さんはお酒を飲みながら肴をつまんでいる様子でした。
串揚げコースなんていうのもあったので、次は試してみたいですね。
そんなんたまらんでしょう。

かつ重がいただけたので僕は満足でした。

今後は、なによりともかく、妻の話をちゃんと聞くようにします。はい。

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かつ進 三組坂下外神田店

■住所
東京都千代田区外神田6-7-4

■TEL
03-3832-2981

■営業時間
11:00～20:00

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