香港旅行で手軽に離島体験!と妻と訪れた「ラマ島(南丫島)」。
香港島からフェリーで30分ほどで行ける離島とあって日帰りが可能で、離島らしく自然豊かでハイキングや海水浴も楽しめる魅力的な島です。
さて、ハイキングを終えた後は名物のシーフード料理に舌鼓といきます。
索罟湾(ソッグワン)のフェリー乗り場近くにある、シーフードレストランが並ぶ通りから良さそうな店を探します。
店を探していると声を掛けられるのですが、前情報で料理代金が高いと聞いていたこともあり、店先でメニューを見せてもらいながら店を選びます。
その中でリーズナブルなコース料理が用意された店を発見。「泰苑魚翅海鮮酒家(Tai Yuen Shark’s Fin Seafood Restaurant)」でした。
この並びのシーフードレストランの中ではそのコース料理は格安で、2人で268ドル(約3859円)。
エビ・貝・魚料理に加えて、青菜に白飯がコースになっている充実した内容。缶ビールもついてきてご機嫌な昼食となりましたよ。
ラマ島(南丫島)名物のシーフード料理!お高めの料理の中で見つけた格安コース料理
香港島からフェリーで訪れたラマ島(南丫島)。
香港島の中環(セントラル)から榕樹湾(ヨンシーワン)へフェリーで向かい、榕樹湾からは索罟湾(ソッグワン)まで歩くコースでハイキングを楽しみました。
索罟湾に着いた後は帰りのフェリーの出航時間を確認。
索罟湾から出るフェリーの出航間隔はだいたい1時間〜1時間半。ひとつ逃すと大分待つことになるのでご注意を。
僕らの場合は次のフェリーまで1時間ほどあったので、のんびりとシーフード料理でランチとすることにしたのでした。
寺(天后宮)と索罟湾のフェリー乗り場までの通りにはシーフードレストランが並んでいます。
前述の通り、前情報で料理代金が高いと聞いていたこともあって店先でメニューを見せてもらいながら店を選ぶことに。
メニューを見ているとなるほど、海鮮料理なだけに時価のものも多く、値段は結構お高めです。
そんな中で見つけたのが、このメニュー。
2人(2位)で268香港ドルと書かれたコース料理。日本円にすると、2人で約3859円。品数も多く1人2,000円以下で食べられるのであれば良いかなとこちらのコース料理にしてみることに。
ちなみに写真のメニューとは違うコース料理を注文しました。同じ値段で内容が違うコース料理がいくつかありましたよ。
高い金額のコース料理もあるので、注文の際は注意です。
店は泰苑魚翅海鮮酒家(Tai Yuen Shark’s Fin Seafood Restaurant)。
店名に”Shark’s Fin”と入っているということはフカヒレで有名なのかしら。
スタッフの方に案内されて席へ。
メニューからは魚やエビ・貝などの具材しか読み取れないのでどんな料理がでてくるかわからないですが、それもまた一興。どんな結果でも楽しもうと考えて料理を待ちます。
店先の水槽が楽しく海が眺められる席が素敵な泰苑魚翅海鮮酒家
料理がくるまで店の中を見てみることに。
店の中と言っても、この通りにあるレストランは基本的に半露天。
冬はどんな対応をするんだろう…と疑問はありますが、暑い時期には実に気持ちが良い空間です。
店先には水槽が並び、その中には活きの良さそうな魚介類が。
ラマ島(南丫島)のシーフードレストランは大体このようなレイアウトをしており、店前を通る観光客にアピールしています。
と、目の前の水槽に浮かれていると、足元にも水槽があり落っこちそうになりました。
足元には大量の魚とイカと貝。イカはコウイカですね。いいなぁ、釣りしたいw
席からは索罟湾が眺められます。
海を眺めながらの海鮮料理なんて贅沢ですね。ロケーションは抜群かと。
ちなみに席に着くとお茶が出されるのですが、このお茶が熱い!
暑い中ハイキングをしてきた後に熱いお茶かい!と思ったのですが、このお茶が油が多く使われる中華料理と相性が良く、口の中をさっぱりとさせてくれるのでした。
格安コース料理のお味はいかに?
2人で268香港ドル(約3859円)のコース料理。
どのようなものが出てくるかとドキドキしながら待っていると、まずは飲み物が運ばれてきました。
コースに含まれている飲み物。ビールかソフトドリンクのどちらか希望を伝えます。
ソフトドリンクは口頭でいくつか伝えられてその中から選べますよ。
缶ビールに缶コーラ。見慣れないビールだなと思ったら韓国のビールのようですね。
汗をかきながら長い距離を歩いた後だったので、ビールがとにかく旨く感じます。
ビールを飲みながらつまみが欲しいなと料理の到着を待っていると、最初に運ばれてきたのは海老料理。
「鼓油蝦」って言うんですかね、殻付き海老の炒め物。
皿がテーブルに置かれてすぐに中華料理とわかる香りが鼻を抜けていきます。
殻ごと食べられるくらいカラッと炒められた海老。
XO醤のようなニンニクや唐辛子の風味と辛味が感じられるコクのあるソースが絡められていて実においしい。なんともビールに合う料理です。
続いて運ばれてきたのは貝料理。
貝殻の上に春雨を置いて土台とし、その上に貝が盛り付けられています。
何の貝かはわからないですが、貝はミル貝のような程良い食感。
味付けは薄味ですが物足りないほどではなく、味がしっかりとした海老料理の後にさっぱりとした料理を持ってくる辺り、コース料理として良い流れだと感じます。
さて、日本人としてはそろそろ白飯が食べたい……と思っていると、ばっちりのタイミングでメイン料理とともに白飯が運ばれてきました。
で、でかい。メイン料理は蒸した魚。”清蒸魚”って言うんですかね。
丸々一匹の蒸した魚に、たっぷりの醤油と油がかかっています。薬味に添えられているのは白ネギと生姜と香菜。
白飯は小さめの茶碗にたっぷりと盛られています。
先ほどのメイン料理と白飯ってもう相性がバッチリなのは食べなくてもわかる。
食べてみればやっぱりおいしい。
メイン料理のスープには魚の旨味が溶け出していて、白飯にかけて食べると絶品。
魚は何かわからないですが、スズキのようにも見えますね。
皮の部分がゼラチン状のようになっていてとろけるような食感。白身ということもあり上品な味なので、濃厚なスープと絡めると美味。これ最高です。
メイン料理を食べている途中で運ばれてきたのが青菜炒め。
“海鮮”ばかりが頭にありましたが、野菜不足の身体が野菜料理も含まれているコース料理を選んだのでした。
ちょっと油っこい感じも受けますが、野菜不足の身体にはやっぱりおいしい青菜炒め。
海鮮料理を堪能した後に野菜で〆。たっぷり歩いて存分に運動した後でしたが、十分すぎる量の料理の数々でした。
まとめ
このボリュームで268香港ドル。格安コース料理と言えるでしょう。
海を眺めながらのいただく料理は気分が良く、料理の味も十分に満足できるものでした。充実のランチとなりましたよ。
リーズナブルに済ませられる「泰苑魚翅海鮮酒家」のコース料理、おすすめですよ。
ラマ島(南丫島)はハイキングや海水浴も楽しめる上、料理もおいしい素敵な島でした。最高。
再訪したい気持ちがすでにあるのですが、次はもっとゆっくりと楽しむために島に宿泊したいと考えています。
もちろん日帰りでも楽しめる島なので、香港旅行の際にはぜひ!
※記事内では1HKD(香港ドル)を記事執筆時のレートの14.4円で計算しています
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