初めて訪れた台中。
その台中で初の食事、朝食で食べた魯肉飯が良い意味で想定外の絶品魯肉飯でした!
魯肉飯というと”煮込み豚肉かけ飯”と言われるように、細かく刻まれた豚のバラ肉がよく煮込まれてトロットロになったものをご飯にぶっかけた台湾飯。台北の夜市では”ハシゴ魯肉飯”したものです。
それが台中で食べた魯肉飯は角煮がのっただけの全く違う見た目のものだったのですよ。
訪れたのは、台中駅からも歩いて行ける距離にある台中第二市場。
その中に店を構えている「山河魯肉飯」が台中での初メシの舞台となりました。
魯肉飯の他にも、肉燥飯や蘿蔔貢丸湯も食べて大満足。
台中に訪れたら、角煮がドーンとのった魯肉飯を食べてみては?
猛烈にオススメ!台中駅近くの有名市場「台中第二市場」へ
妻との台中旅。
朝一に台中駅近くにある民富市場でローカルな雰囲気を肺一杯に吸い込んで台中に身体を染めた後は、朝食をとろうと台中第二市場へと向かうことにしたのでした。
こちらが台中第二市場。
古い建物の多い台中にあっても、歴史ある雰囲気がその外観から感じられる市場です。
台中駅からは大通り「台灣大道一段」を北にまっすぐ進むだけ。
駅から歩いて約10分ほどとアクセスの良い場所にあります。
市場の入口はいくつかあり、入口付近には服を売る店などもありますが、中へと入っていくと飲食店が並んでいます。
市場を歩く人や店で食事をする人は地元民と思われる人がメイン。ローカルな雰囲気がひしひしと伝わってくる市場です。
台中第二市場の壁にこんなものが。
“市場百味”と書かれておりますが、この市場の中にはたくさんの飲食店があり、色々な料理を味わえるグルメ天国なのですよ。
行列のできる人気店!山河魯肉飯
さて、そんなグルメ天国の台中第二市場で、僕らの台中旅初メシの場所として選んだのが「山河魯肉飯」でした。
山河魯肉飯は台中第二市場の中でも広い敷地に店が多く並ぶエリアにあります。
市場の中を歩いていれば見つかるかと思いますが、山河魯肉飯の場所をマップで貼っておきますね。
台灣大道一段沿いにあります。
山河魯肉飯で食事することに決めたのはこの行列。次から次へと人が訪れる人気店です。
この店では弁当も売られており、店で食事する人が3割、弁当を購入する人が7割という感じでした。弁当もその場で箱に詰めてくれるので、弁当を買って近くの台中公園で食べてみるのも良さそうですね。
前述の弁当に加え、店名にもなっている魯肉飯やスープなどがメニューに並びます。
魯肉飯は外せないとして、肉燥飯やスープも頼んでみることにします。
身振り手振りで席で食べたいと伝えたところ、列に並んで待つようにとのことだったので列の一番後ろへ。
どうやら欲しいものを伝えるスタイルだったので、スムーズに伝えられるように紙に注文したい料理を書いて見せることにします。
筆談(笑)が成功し、お茶碗にご飯をよそってその上に具をかけてくれます。
注文が終わった後は、ジェスチャーで席に待つように伝えてくれたのでおとなしく席で待ちます。
平日だったので仕事前の朝食としての利用が多いのでしょうか。
賑わっている店の雰囲気に包まれながら、その片隅で台中旅初めての食事のスタートです。
角煮がドーンと!迫力満点の魯肉飯
さて、こちらが山河魯肉飯の店名にもなっている魯肉飯。55台湾ドル(約200円)。
どうですか、このお姿。台北で食べた魯肉飯とは全く違った見た目での登場です。
まさにシンプルでわかりやすいわけですが、白米の上には角煮がのっているだけ。
噛り付いてみると、見た感じよりも柔らかい食感にびっくり。よーく煮込まれているのでしょう、口の中でホロホロと崩れていきます。
ちょうど良い感じで八角が香るのが台湾っぽくて◎。
こんなのご飯が進まないわけないでしょう、といったお味です。ご飯もっと欲しかったくらい。
台湾の店ではテーブルの上に辛味を加えられる調味料が置いてあることがほとんど。
辛味を加えて途中で味に変化を加えると、かきこむスピードに拍車がかかります。
ちなみに、魯肉飯を注文したところ、カウンターのところに並んだ小品から一品選ぶようにジェスチャーで伝えられました。
ということで、青菜のナムルのようなものをよそってもらいました。
台湾飯では野菜が不足しがちなので助かります。
さらに上の写真では右上にシナチクのようなものが置かれていますが、これはダイコンとショウガの漬物。
漬物は自分で自由によそえるようになっており、スタッフ方がジェスチャーで何度も伝えてくれました。やさしい。
特にショウガの漬物はオススメ。
脂っぽい料理を食べた口の中をさっぱりさせてくれますし、ショウガの辛味が他の料理の旨味を助長してくれますよ。
魯肉飯よりもさっぱりとした肉燥飯も旨い!
続いて肉燥飯。35台湾ドル(約200円)。
先ほどの魯肉飯よりも、こちらの肉燥飯のほうが頭でイメージする魯肉飯に見た目は近いですね。
味は魯肉飯よりもさっぱりとしていてこちらも美味!
魯肉飯の肉は口に入れると溶けてしまうくらいトロッとしていますが、肉燥飯で使われる肉はそぼろ肉のようにしっかりとしています。食感だけで言うと、魯肉飯よりも肉燥飯のほうが個人的には好きかも。
蘿蔔貢丸湯でお口さっぱり満足朝食
最後に蘿蔔貢丸湯。25台湾ドル(約130円)。
飯ものにはやっぱりスープ。台湾のスープはおいしいものが多いので、好んで注文するのです。
“蘿蔔”に”貢丸”って何?というところなわけですが、蘿蔔は大根で貢丸は肉団子。
ということで、日本語なら「肉団子と大根のスープ」といったところでしょうか。
スープは若干の塩気が感じられるやさしい薄味。セロリが入っているのですが、これが良いアクセントになっています。
そしてやっぱり貢丸がおいしいですね。日本の肉団子よりもブリッとした食感が特徴で癖になるんです。
まとめ
台中での初めての食事は大成功!
台中第二市場を歩いてみてたまたま見つけた店でしたが、行列ができているだけのこともありどの料理もおいしかったです。
今回綴った山河魯肉飯はもちろんなのですが、台中第二市場はとにかくオススメ。ローカルな雰囲気が感じられる上、おいしい料理を出す店がたくさんありますよ。
実はこの翌日にも台中第二市場を訪れ、別の店で食事しました。そちらもおいしかったのでまた別記事にて綴ります!
※記事内では1TWD(台湾ドル)を記事執筆時のレートの3.7円で計算しています
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