あの豊臣秀吉も三原城滞在中に参拝したという御調八幡宮(みつきはちまんぐう)。
重要文化財等、貴重なものを多く有する歴史ある神社です。
広島三原旅、3日目。神社仏閣巡りが好きな妻の要望で、三原市内の神社仏閣を巡ります。
カーシェアリングで車を借りて朝一から西日本随一の臨済宗大本山「佛通寺」を訪れた我々が、次に向かったのが御調八幡宮。佛通寺から20分ほど車で走ったところにあります。
御調八幡宮の境内を巡れば、何棟もの趣のある建物を拝むことができます。
また、神社の建物だけで無く、神社のある立地は自然豊かで風情のある風景を眺めることができますよ。
広島県三原市にある御調八幡宮へ
神社仏閣巡りをメインの目的とした、広島三原旅2日目。
朝一には佛通寺に訪れました。
山の中にあり、まるで日常から遮断されたような場所……。
気高く高尚な雰囲気を肌で味わい、妙にすっきりとした気持ちで佛通寺を後にしました。
さて、続いて向かったのが御調八幡宮。
パッと見で”ごちょう”と読んでいましたが、”みつき”のようですね。難しいですね。はい。
三原市の南側、三原駅付近からは車で20分ほどのところにあります。
僕らは佛通寺を訪れた後に向かったわけですが、同様に20分ほどの道のりでした。
駐車場から神社までの道のりも楽しめる御調八幡宮
駐車場に車を停めて神社の方へ。
神社前は遊歩道になっていて綺麗で、自然豊かな立地にあるため美しい景色を眺めることができます。苔生す石灯篭なんてそれだけで素晴らしい。
こちらが御調八幡宮への入口。
木製の鳥居がその歴史を感じさせます。
と、鳥居をくぐってすぐのところに違和感のあるものが……。
何の自動販売機だろう?と近付いて見てみると、何とお守りなどの自動販売機!コスト削減かしら……初めて見ました。
御調八幡宮前に流れる小川に架かる清明橋。
駐車場からも見えるのですが、この朱の橋と緑のコントラストが美しく一見の価値ありです。
どうやら御調八幡宮は桜の名所。
訪れたのが4月末だったので桜が咲いていることはありませんでしたが、それでも景色は綺麗でした。桜の季節はそれはもう、綺麗なんでしょうね。
階段を昇ったところに本殿などがあります。
高台にありますがそれほど高いところにあるわけではなく、階段の段数は少なめです。良かった(笑)
御調八幡宮の境内を巡る
階段を昇りきったところにある楼門。
この門が立派で、造りを目を見張りますね。
三原城滞在中にこちらを参拝した豊臣秀吉が植えたという桜の木がこの門の近くにあるようです。
株の一部しか残っていないとのことで、見つけることはできませんでしたが。
階段を昇った正面にある拝殿。
木造建築の木の様子を見ていると、その歴史の長さが感じられます。
その歴史は西暦700年代から続いているそう。
備後国総鎮護御調八幡宮は、神護景雲3(769)年、臣下の身で帝位を望んだ道鏡の野心を、宇佐八幡宮の神託を得て退けた和気清麻呂公が直諌の罪により大隅国へ流されたとき、姉法均尼(和気広虫姫)は備後国に配流されこの地に流謫(るたく)の身を留め、斉戒沐浴、円鏡を御神体として、宇佐八幡大神を勧請して清麻呂の雪寃を祈願したことを創祀とするといわれています。
境内にはいくつか建物が。
どの建物も歴史の長さが感じられるものばかり。豊かな自然とそれに寄り添う古き良き建物、眺めているだけでも感動します。
面白かったのが、拝殿近くにある神楽殿。
中に入れるようになっており、天井には所狭しと奉納された絵馬が飾られていました。
戦の場面などが描かれた絵馬は、長い時間で色褪せてしまったのか見辛くなっているのですが、それすらも歴史を感じさせる要素の一つになっています。
長い歴史が感じられる神社、御調八幡宮(みつきはちまんぐう)。
古い神社ですが、境内は良く清掃されていて綺麗で心地良く過ごせます。
観光雑誌などを見ると佛通寺が真っ先に目に付きますが、この御調八幡宮もオススメ。
周辺を散歩するのも気持ちが良いので、時間に余裕を持って訪れたいところです。
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