旅することをけっしてやめずに動き回ること

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動き回ってください。
旅をすること。
しばらくのあいだ、よその国に住むこと。
けっして旅することをやめないこと。
もしはるか遠くまで行くことができないなら、その場合は、自分自身を脱却できる場所により深く入り込んでいくこと。
時間は消えていくものだとしても、場所はいつでもそこにあります。
場所が時間の埋め合わせをしてくれます。たとえば、庭は、過去はもはや重荷ではないという感情を呼び覚ましてくれます。

この文章は、アメリカ人の作家スーザン・ソンタグが白血病で亡くなる10ヶ月前に書いたものの一部です。

僕はこの文章を、時々頭の中で読み返すことにしています。
この文章は、日常に埋もれがちな、大切な考えを思い出させてくれるからです。

  • 旅することをけっしてやめずに動き回ること
  • 時間は消えていくものだとしても場所はいつでもそこにあること

僕は、動き回れるんだ。
動こうと思えば、前にも後ろにも横にも上にだって、進めるのだから。

僕は、自由だ。
いつだって、旅に出れるのだから。

旅にでよう 居場所を探そう

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僕はいま、ベルリンに戻ろうと考えています。

戻るのか行くのか、言葉としては曖昧ですが、気持ちが「戻る」びいきでアピールしてくるので、きっと戻るということなのでしょう。

僕はどうやら、心の一部をベルリンに置いてきたようです。

それだけ、僕にとって魅力的な場所でした。

とはいえ、ベルリンに住むことが本来の目的かと言うとそうではありません。
できることならば、その時々の居場所を探しながら、いろいろな場所を旅していたいというのが僕の願いです。

休日にふと思い立って、公園やカフェに行くのと同じようなスタンスで、です。

視界に収まる範囲でしか世界を捉えられないのなら、その視界にできるだけいろいろなものをうつしこみたい。

昨今のメディアの進歩で視界は拡張できると思いがちですが、ニュースで海外の様子が映像で観れるようになっても、実際に体感することの経験に勝るものはありません。
視界は自分のもの。
ただ、動き回ればいい。

ベルリンに「住もう」と考えているのは、飼い猫のストレスを懸念してのことです。
猫には、安心できる居場所が必要だからです。

今いる場所への想い

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とはいえ、住む場所を変えるとなると様々な想いが湧いてきます。
今いる場所への愛着は強いものです。

場所への愛着は、人との繋がりともリンクします。

最近、僕はベルリンへの移住をこれまでよりも濃い密度で想像し始めました。

するとどうでしょう。
途端、友人と離れることを躊躇する気持ちが湧き上がってきました。

住む場所を変えるにあたっての不安。
家族、仕事、言葉、金、考え出したらキリがないでしょう。

それでも、そういった不安は前を向いて進めば解消できるものです。

しかしながら、友人と離れるということの寂しさに関してはどうにも想像の中では解消できませんでした。

最近、友人と時間を過ごすことが楽しくて仕方がないのです。
交友関係も広がり、遊びのバリエーションも増えてきたことも影響しています。

日本って楽しい。
そう思っています。

今いる場所を離れないとするならば、友人とすぐに会える距離にいたい、という理由になるかもしれません。

旅にでる理由

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それでも僕は住む場所を変えたい。
旅に出たいと日々考えています。

『慣れ』からの脱却、『常識』からの脱却、『自身』からの脱却…
求めるところが何かは自分でも明確には言えません。

ただ、今ここにいる自分はここにいるからこその自分であって、別の場所に行くと自分はその場所での自分になる、つまりは今の自分は自分であっても、まだ全ての自分ではないと感じている、ということだけははっきりとしています。

場所は、そこに住む人に強く影響を与えます。

  • 自分がもっとも自分らしく生きれる、場所。
  • 自分らしさがわからなければ、それを教えてくれる、場所。

そんな場所を求めて、動き回りたい。

その場所にいる、まだ見ぬ友人に、会いたい。

そして、
僕は、今の場所にいる友人と離れることを想像し、寂しさと向き合い、ある答えを出しました。

旅することで僕はより僕らしくいれるようになる。
それならば、僕を好いてくれている友人は、それを見て喜んでくれるに違いない。

きっと、僕は、僕らしく、動き回ればいい

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