サーフ・堤防釣りも強風で釣りにならず…タカノハダイ鍋で夕食|新島釣りキャンプ第二弾【DAY2】

釣り

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新島釣りキャンプ第二弾。
2日目です。

待ちに待った島遠征ということで、島に到着してからフルスロットルで釣り!という気持ちだったのですが、島に着いてみると強風。
夜になるにつれて立っているのも難しいくらいの風になり、雨も降り出して意気消沈した初日。

風に煽られて釣りにならなかったのはもちろん、キャンプ地に設営したテントに戻ってからも風に吹きつけられ続けて落ち着きません。
とはいえ、これも島遠征あるある。島は基本的に風が強く、天気もコロコロ変わります。

ま、自然の力には逆らえないってやつです。
それでも心の中では「せっかく遠征に来たのだから」という気持ちが暴れ続けるわけでして。

天候が回復するように祈りながら寝袋に潜り込んだ初日の夜。
目が覚めてみると、すっきりとした青空!が、風は初日よりも強く……。

テントで目覚めた瞬間から、ビュービューゴォーゴォーと風の音が鳴り続けておりました。
今回の遠征で、この2日目が一番風が強く、釣りにもキャンプにも厳しい日となりました(涙)

※友人「ヤカン」と2人での新島釣りキャンプ。昨年10月に続いての再遠征です。

遠征2日目|強風で立っているのも難しいくらいの新島

強風+雨で釣りにならなかった初日。
前回の遠征時も初日は強風。嫌なジンクスが出来ちゃいました。

2日目は目覚めてみるとすっきりした晴天。
しかしながら、風は初日よりも強くなっている感じ。朝まずめの釣りもせず、参ったね……とテントの中で頭を抱えるおじさん2人。

写真で見ると気持ち良い天候に見えるんですけどね。
キャンプ地から少し見える海にも白波がたっています。

強風に心折られ羽伏浦公園などをぶらついてみた

テントから出た段階で身体が揺さぶられる風に心が折られてしまった我々。
歯磨きをしに手洗い場へ行くついでに、羽伏浦キャンプ場前にある羽伏浦公園へと散歩してみることに。

色々なものがあるわけではないですが、広くてのんびりとした雰囲気の羽伏浦公園。
が、この日は風が強いので風の声がうるさいです。

風を身体の正面に受けると、身体を斜めにしても倒れないくらい。スキーのジャンプみたいになります(笑)
この風だと、都会だったらゴミやらなんやら舞っていて怖くて歩けないでしょうね。

簡単に朝食をとった後、レンタカーに乗り込んで新島港へと向かってみました。
この日は西風。新島港は風表でとてもじゃないですが釣りは無理。カモメも湾内で肩を寄せ合って強風を凌いでいる様子です。

新島港船客待合所でトイレを借り飲み物を補充。
待合所前はサーフの砂が風に乗って飛んできて痛くて歩くのも難しい状態。フードを被らないと髪の毛や耳の中が砂だらけになってしまいます。

これはもう今日は釣りは無理かな……。
この日の釣りを諦めた僕らは、翌日から風が多少おさまるとの予報を信じ、風裏のほうの釣場を下見しておくことにしたのでした。

シークレットで下見がてらサーフゲーム!

今回の遠征で挑戦したかったのが、サーフ。
僕らの釣りのフィールドはもっぱら堤防なので、サーフが魅力的な新島ではサーフでの釣りの時間を多めにとる予定でいました。

この日は西風。
風裏となる羽伏浦海岸に向かってみることにしてみます。

羽伏浦海岸で気になっていたポイントが「シークレット」。
車一台がギリギリくらいの舗装されていない道を海に向かって進んでいきます。「シークレット」という名の場所に向かう道としてぴったりの雰囲気です。

道の行き止まりには車が3〜4台停められるくらいのスペースが。
車を停めて徒歩で藪に挟まれた獣道のような道を抜けると……。

目の前にはこの絶景!
写真で何度か見ていた景色ですが、実際にその場に立ってこの景色を眺めると素直に感動しますね。

シークレットはサーフィンで有名なポイント。
釣りの場合はここから南下しながら釣りをすることが多いようです。

約半年ぶりの羽伏浦海岸のサーフ。

新島は噴火で現在の島が形成されてきたそうで、その過程で生まれたのが白く柔らかいコーガ石。
そのコーガ石で出来た崖「白ママ断層」や、透明の粒で出来ている砂が美しくて目が奪われます。

前回の遠征時にはトラブルもありサーフでの釣りはほとんどできませんでした。

その悔しさもあり、今回は再挑戦と決めてきました。
とは言え、サーフ経験値はまったくなく、素人なのに変わりありませんので、胸を借りるつもりで臨みます。

白ママ断層が風除けになっているのか、風が多少弱かったのでテストがてら数投投げてみることに。
海も濁っていて、結果何も無かったわけですが、翌日からのサーフ挑戦に良い練習と下見になりました(笑)

何よりもう、釣れなくてもこの美しい景色の中で投げられるのが幸せなのです。
明日は本格的にサーフで釣りしようと決め、堤防の様子を見に行くことに。

羽伏漁港で釣りするもアタリなし……若郷漁港でタカノハダイ

元々、最初の2日は餌釣りで数を釣って釣り欲を満たす計画でした。

ということで、餌釣りに移行して羽伏漁港で釣り開始。
風裏とはいえ横風が強く、堤防際は白く濁ってしまっています。

オキアミ餌を落とし込んでみるものの、まったく反応無し。
1時間ほど粘ってみましたが、アタリすら無いので釣り場を移動することに。

前日も釣りをした若郷漁港へ。
風は羽伏漁港より強いですが、少しだけ釣りをしようと糸を垂れます。

5メートルほどの磯竿を使ってみますが風に揺さぶられて持っているのが精一杯。
ウキも風に煽られて動くもので、細かいアタリなんかひとつもわかりません(笑)

写真だと伝わらないものですが、時折吹くMAXの強い風は、体勢が保てずに足がふらついてしまうくらいです。

風がどうにも厄介でウキ釣りが難しいので、堤防際をオキアミ餌で落とし込み釣りに移行。
すると、なかなか良いサイズのタカノハダイがかかってきました。

秋の遠征でもやたらと釣れたのがこのタカノハダイ。
狙っている魚では無いのですが、ここまでろくに釣りができていない中だったので、魚が釣れたことに少しホッとします。

今回の釣りキャンプでは釣った魚を捌いて釣り飯を食べるのも目的のひとつ。
初日は叶わなかったので、このタカノハダイを食べることにします。

ヤカンの竿に魚がかかるも、親指サイズのアカハタ(笑)
冬の時期なので根魚が釣れるかと想像していたのですが、根魚からの反応はほとんど得られません。

強風に耐える釣りに疲れてしまったので夕マズメを待たずして納竿。
初日・2日目共に風の影響で思うように釣りができず……鬱憤が溜まるばかりですが自然の力には逆らえず。明日からの天候回復に期待するしかないですね。

悔しいですが、天候に翻弄されるのも島遠征。

釣ったタカノハダイを捌いて釣り飯!

初日は釣りキャンプらしいことができなかったので、釣り飯を作ろうとタカノハダイを持ち帰り。
釣った直後に血抜きをし、現地で内臓を取り除いてきました。

タカノハダイは臭いということで敬遠されやすい魚ですが、まずい魚ではありません。
内臓が臭いので、血抜きをして早めに内臓を取り除き、冷蔵保存することで美味しく食べられます。

今回の遠征にはクーラーボックスを持参しているので、魚の冷蔵が可能です。
次はもっと良い魚を冷蔵したいですが(笑)

思えば、前回の遠征でもタカノハダイを食べていましたね……。

北寄りの風で風が冷たく、冬らしく気温が下がっていたので身体が冷えきっています。
新島ストアで野菜を買ってきて鍋にすることにしました。

タカノハダイは三枚おろしにした後、アラを炙ってから鍋に入れて野菜と一緒に煮込みます。

気持ち的にも身体的にも冷えきっていたので(笑)、野菜やキノコをたっぷり入れます。
ちなみに羽伏浦キャンプ場には共用の調理場があるので、魚を捌くのにも便利です。

野菜が煮えてきたら、タカノハダイの身も投入。

調理場は屋根があるものの吹きっさらしで寒いので、調理した後テントに持ち込んで食べることに。
面倒なので、締めのうどんも先に調理場で煮込んでしまいます。

完成したのでテントへ。

大食いの人の特盛うどんのような仕上がりのタカノハダイ鍋。
写真映えする出来では全く無いですが、今回の釣りキャンプでは調理して食べる食事が初めてなのでこれでもテンションが上がります(笑)

ヤカンが調味料を一式持ってきてくれたので、ポン酢+柚子胡椒の組み合わせでいただきます。

2日間寒い中で釣りをしていたので、暖かい食べ物が身体に染み込むようです。おいしい……。
タカノハダイはホクホクとした食感で、脂の甘味も感じられて美味。

おじさん2人でテントの中で頬張る鍋うどん。
こんなのも楽しいものです。

腹が満たされて体温も上がり満足感も出てきたのですが、釣りが思うように出来ていないのがやっぱり不満。
風が強いことで雲一つ無い空には満天の星空。綺麗な星に翌日の天候回復を祈った後は、そそくさとテントに戻り寝袋の中へ。

3日目となる翌日は風が弱まる予報。
ここまでの鬱憤をすべて晴らすべく、朝マズメ前から釣りをしようと早朝4時にアラームをセットして就寝です。

3日目は良い釣りキャンプができますように……。

合わせて動画もご覧ください!

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