千葉県にある鋸山(のこぎりやま)へ。
鋸山はその山腹10万坪が日本寺の境内。日本寺大仏・地獄のぞき・百尺観音・東海千五百羅漢などの見所が多数あり人気の観光地となっています。
各見所のスケールは大きく一見の価値あり。
東京から近い観光先としては満足度の高い場所ですね。
さて、前々から釣りで近くを訪れて鋸山の存在には気付いていたものの、訪れるのは今回が初めて。
前述の通り各見所のスケールが大きいため、数記事に渡って鋸山観光に綴っていこうと思います。
まずは、山頂駐車場に車を停め、山頂付近の地獄のぞき・百尺観音巡り。
絶壁の上に突き出した岩盤から真下を覗き込むことができる地獄のぞきに、高さ100尺(約30m)の百尺観音。
出だしからそのスケールに圧倒されたのでした。
鋸山登山自動車道で山頂へ!山頂駐車場から日本寺境内を巡る
鋸山山頂へと向かうルートは3つ。
ロープウェイ、鋸山登山自動車道、徒歩での登山となります。
電車でJR浜金谷駅から向かっても車で向かっても、ロープウェイが人気のようですが、今回利用したのは鋸山登山自動車道。
車でのアクセスであれば、鋸山登山自動車道を使って山頂まで行ったほうがロープウェイほど混まず、便利で安価に利用できるのでオススメです。
鋸山登山自動車道でのアクセスについて、詳しくは上記記事に書いています。
鋸山登山自動車道の終点にある山頂駐車場に車を停めて観光スタート。
山頂駐車場は西口管理所前にあるので、鋸山山頂の百尺観音や地獄のぞきまで近く、楽に行けます。
絶壁の上に突き出す岩盤…地獄のぞきはスリル満点!
山頂駐車場前にある西口管理所へ。ここからまずは地獄のぞきへと向かいます。
拝観時間は8~17時。拝観料が大人600円、小人400円となっています。
山道は整備されているため基本的には歩きやすくなっています。
が、ここで注意点。こういった人気の山の観光地では、ヒールやサンダルで訪れる人を散見します。
歩きやすいと言ってもあくまで山なので、歩きやすい靴を履いて行きましょう。
今回境内を巡っている間も、転んだり、足が痛くなってもめている方達を何度か見かけました。山を舐めるべからず。
さて、西口管理所がしばらく歩いていくと、道が二又に分かれ、右が急な昇りの階段、左が緩やかな下り坂になっています。
右の階段を昇ると地獄のぞき。左の道を行くと百尺観音があります。ここでは先に、右の階段へ。
階段は急勾配となっていて昇るのが結構大変。
階段も一段一段一定の高さというわけではないため、踏み外さないよう注意が必要です。
頑張って階段を昇りきるとそこには……。
絶壁の上に突き出した岩盤の上から下を覗き込む人の姿が。
これが、地獄のぞき。遠めで眺めているだけでもゾッとします。
逆側からの図。
わたくし、高所恐怖症なので地獄は覗くことなく遠目から眺めるに留まりました。
いやいや、よく皆あんなところに立って、しかも下を覗きこめるなぁと感心していたのですが……。
この辺りは少し覗き込めばこんな感じに高い。素直に怖い。
聞けば地獄のぞきは石切り職人さんの遊び心から生まれたそうな。遊び心サービスしすぎです。
下を覗きこんだことで足元フラつき気味だったのでベンチへ……。
と、これベンチ?切った石で作ったんですかね。若干墓っぽくも見えますがご愛嬌。座るのはやめました。
百尺観音へ!石切の跡に彫刻された30m観音
地獄のぞきから階段を降りて再び下へ。
西口管理所を背にして、今度は二又を左へと進みます。
垂直にそびえ立つ石の壁の間を歩いていきます。
ここは石切場跡。石の断面を見ると一定間隔でおうとつがあり、石切の様子が感じ取れます。
石切場の1ブロックを抜けると、突然現れるのが百尺観音。
地獄のぞきへと向かう階段を昇りきった辺りの広場のちょうど下に位置します。
あらためて正面から。
石切の跡に彫刻された百尺観音。100尺というだけあり、約30mもの高さがあります。圧倒的なスケール。
上を見上げる人と比べればその大きさがわかります。
世界戦争戦死病没殉難者供養と交通犠牲者供養のために、6年の歳月をかけて昭和41年に完成した百尺観音。航海、航空、陸上交通の安全を守る本尊として崇めらています。
百尺観音の左側には、まるで宙に浮いているかのような地獄のぞきが。
下から見ても背筋がゾッとします。タッテイイバショジャナイ。
ロープウェイ山頂駅展望台からの景色が素晴らしい
百尺観音と地獄のぞきを訪れた後は、山頂駐車場に戻り、車に乗って大仏口駐車場へと移動します。
が、その前に今回はロープウェイの山頂駅へと散歩してみることに。山頂駅には展望台もあるようなので、一度訪れてみたかったのです。
西口管理所前に山頂駅へと向かう階段があります。
こちらがロープウェイ山頂駅。
西口管理所から歩いてすぐ……という距離ではなかったですね。
ロープウェイで来た場合、行きは階段が下りなのですが、帰りは上ってくることになります。
階段が急だったりするので、歩くのが苦手な方は注意が必要です。
山頂駅には食堂があります。
カレーに丼もの・麺類と色々揃えていますね。かじめラーメンまであるなんて素敵。
山頂駅展望台から眺める景色は絶景!
この日は晴れていたこともあり空の青と海の青が実に綺麗です。
写真右手に金谷港。ちょうどフェリーが到着するところですね。
この辺りでは靄がでていなければ富士山も見えます。海を行き交う船を眺めながらのんびりするのって最高。
こんな高度が高いところなわけですが、山頂駅近くには猫が数匹いらっしゃいます。
この日は冬にも関わらず暖かい日だったので、猫たちも気持ち良さそう。
絶景と猫たちというコンボ!堪らんです。
その場に身を置いていたい気持ちにもかられましたが、次なる見所へ向かうために山頂駐車場に戻ります。
山頂駐車場から車で移動して、鋸山登山自動車道の途中にある大仏口駐車場へと向かいます。
次に訪れるのは日本寺大仏。
全高約31mと、座像の石仏として日本一の大きさを誇る大仏です。圧巻の姿でしたよ。また次回に。
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