へぎそばとけんちん汁が旨い!大平の平家落人そばと秋山定食

蕎麦

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新潟県中魚沼郡にある津南町(つなんまち)
湧き水が豊富で美味しいということもあってか、その町で食べる米はもちろん、野菜・肉・酒なども美味。

妻と訪れた1泊2日の新潟旅行の2日目、僕らは味処大平(あじどころおおひら)で昼食をとることにしました。津南町を訪れた際には、立ち寄ることが多い店です。

いただいたのは、魚沼地方発祥のへぎそばがセットになった「平家落人そば」と「秋山定食」。僕らそれぞれのお気に入りのメニューです。

新潟県中魚沼郡津南町にある味処大平(あじどころおおひら)

1泊2日の旅行で訪れた津南町。

名水百選「竜ヶ窪」新潟県津南町にある伝説が息づく幻想的な池

竜ヶ窪などの名水百選にも選ばれた湧き水もある自然環境に恵まれた町は、魚沼産コシヒカリの生産が盛んだったりと、米だけでなく野菜・肉・酒も美味しく、食事も津南町に訪れたときの魅力の一つとなっています。

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新潟県の津南町へ小旅行!「つまり」のとんかつでスタート

そして、「味処大平」ではへぎそばやけんちん汁を楽しみに、津南町に訪れた際には立ち寄っています。

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大平は、津南町の中心部から405号線を秋山郷方面に向かったところにあります。

白と黒の庄屋風の佇まいが素敵なお店で、名水仕込みの蕎麦と豆腐・田舎料理が名物となっています。

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築200年以上もの古民家を残して造られた店の中は、天井が高く、広々とした空間が広がっています。長い月日を過ごしてきたであろう物が店の中の様々な場所に飾られており、店内の懐かしい雰囲気が作りあげられています。

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前回は訪れた際は昼時だったのでほぼ満席でしたが、今回は店が開いてすぐに訪れたので、他に客はおらず、ゆっくりと過ごすことができました。

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さてさて、何を食べるかは店に入る前から決まっていました。

お気に入りのメニューである「平家落人そば」、「秋山定食」を注文します。

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空いているのであれば、池があるほうの席がおすすめです。景色を楽しみながら、ゆっくりと待つことができますよ。

平家落人そば

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手打ちそば・けんちん汁・きんぴらごぼう・そば豆富がセットになった「平家落人そば」。

源平合戦で敗北し僻地に隠遁した敗残者、平家の落人(へいけのおちうど)。その平家の落人の名をとった料理名となっています。津南町もその昔に落人が逃れた地域の一つなのです。

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「平家落人そば」ということもあり、まず目をひくのは蕎麦。
見た目にも照りのある蕎麦は、布海苔(ふのり)つなぎに使ったいわゆるへぎそば。店員さんに聞いたところ、セットのものを「へぎそば」という表記をしていないのは、ヘギと呼ばれる器に盛り付けていないからで、単品のへぎそばと蕎麦は同じとのこと。へぎそばは新潟県魚沼地方発祥で、この辺りの郷土料理の一つです。

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大平の蕎麦はコシがしっかりとした食べ応えのある蕎麦。へぎそば特有のなめらかな口触りも良く、美味しい蕎麦となっています。

また、つゆがこれまた美味。半年ねかされているからか、日本酒のような香りを感じるつゆは、鰹節や昆布の旨みがしっかりとした本格的なもの。

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テーブルには珍しい薬味が置かれています。これはあさつきの球根、蕎麦の薬味にするのです。

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皮を剥いてそのままかじってから、蕎麦を啜ります。
エシャロットが近いように感じますが、辛味はだいぶ強くなっています。旨味の強いつゆとよく合い、辛味がアクセントとなりさっぱりとさせてくれます。

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さてさて、こちらはけんちん汁。このけんちん汁が大好物なんです、僕。見た目からしておいしそうですよね。

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匙ですくえば、たくさんの具が。シイタケなどのキノコ・山菜・人参・里芋……などなど、モリモリ食べられる汁物です。

けんちん汁は動物性のものは使われていないですが、やさしい味わいで身体を温めてくれますし、コクのある深い風味は野菜などの旨味をじっくりと味わせてくれます。

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そば豆腐もいいですよ。蕎麦の香りが強く、大豆の味もしっかりとします。

蕎麦と豆腐が名物の店ということもあり、豆腐も美味。今も昔ながらの手法で大釜で豆を煮立て、手で絞って甘みのある代々の味を守り続けている大勝豆腐なのだそうです。

秋山定食

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こちらは秋山定食
手打ちそば・舞茸ごはん・天ぷら・冷奴・小鉢・お新香がセットになっています。

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舞茸ごはんは薄めの味付けですが、舞茸の香りが良く、何よりも米が美味しいです。米の旨みがよくわかるご飯となっています。

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サクッとした衣の天ぷらがついてくるのも嬉しい秋山定食。蕎麦と一緒に食べれば、何とも美味いのです。

料理だけでなく古道具や古雑貨も

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大平が面白いのは、料理だけでなく古道具や古雑貨を購入することもできるということです。
1階には食器などの小物、2階には大きめの道具や雑貨が並んでおり、自由に見ることができます。

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脱穀機なんかも置かれていました。
どれも年季が入っていて、ちょっとした資料館のようです。

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徳利(とっくり)とお猪口(おちょこ)を購入してみました。ひびが入ったりもしているのですが、なんだか気に入りまして。津南町で作られた日本酒を飲むのに使おうと考えています。

まとめ

旅では地のものを食べるのが一番。

美味しい田舎郷土料理を食べさせてくれる「味処大平」。津南町に訪れることがあれば、ぜひ立ち寄って蕎麦や豆腐・けんちん汁を食べてみてください。
美味しいですよ。


味処大平

■住所
新潟県中魚沼郡津南町秋成1573

■営業時間
11:00~15:00

■定休日
火曜(1~3月冬季休業)


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