サラリーマンの街、新橋。
所狭しとオフィスが立ち並ぶその街には、同時に、仕事で汗水を流して働く人の胃袋を満たす店も多く存在しています。
そんな店の中に、新橋駅から程近く、手軽に洋食が食べられる店があるというので行ってきました。
その名も、むさしや。
明治18年の創業ということで、すでに130年以上の歴史を持つ老舗洋食店です。
店内はカウンター席のみ。行列の絶えない店は、次々と訪れる腹ペコ人間達をいともたやすく満腹にさせていきます。
日々サラリーマンの胃袋を満たしている、そんな貫禄すら感じます。
今回食べてみたのはナポリタン。
ケチャップの味がダイレクトに味覚を刺激してくる、時折無性に食べたくなる系の昔ながらのナポリタンなのでした。
ナポリタンなのに、一緒に出された味噌汁が合うのなんのって。
JR新橋駅烏森口から徒歩1分のところにある老舗洋食店「むさしや」
「むさしや」には、バックパッカーに憧れてのトミーさんのお誘いで一緒に訪れることになりました。
別件で打ち合わせがあったので、その前に腹を満たそうという算段です。
「むさしや」があるのは、SL広場横にあるニュー新橋ビルの一階。
JR新橋駅の烏森口から、徒歩1分というアクセスの良い場所にあります。
「創業明治拾八年」130年以上の歴史を持つ老舗洋食店
青バックに「ムサシヤ」の白文字の看板が目印。
時間は12時半。店の前に着くと、すでに満席で7〜8人ほどの列ができていました。
長いソーメン風のすだれの中にはカウンター席が8席。
黙々と食事をするカウンター席の客と、その食事が終わるのを待つ行列に並ぶ客。そしてその客にすさまじい勢いで食事を提供し続ける店。
「創業明治拾八年」という老舗の看板も納得できる雰囲気。
この店でさっと食事をしてエネルギーを溜め、午後からの仕事に精を出すといった流れが確立されているように感じます。
店の前の壁にはメニューが貼られています。
注意点としては、早めに注文を決めておいたほうが良いということ。
行列に並んだ後、店の前あたりに差し掛かるとすぐに注文を聞かれますよ。
注文したのはナポリタン。
オムライスも気になったのですが、またの機会に。
客の回転は早く、10〜15分ほどで自分の番が回ってきました。席が空くと、「ナポリタンのお客様!」といった感じで呼ばれます。
隣の客との距離は近いので、荷物や上着は足元に用意されている籠に入れたほうがいいですよ。また、先に支払いをすることになるので、お金を用意しておいたほうが吉です。
ボリューム満点!昔ながらのナポリタン
さて、席に座るとすぐに差し出されたのがこちら。ナポリタンにございます。
プレートを受け取ると感じるずっしり感。どうやら600gほどあるようです。これで600円。
具はベーコン・タマネギ・ピーマンですが、このナポリタンでは具はほんの脇役。
もうとにかく多くのケチャップが絡んだ大量のスパゲッティーです。
そう、これはパスタじゃなくスパゲッティー。ジャパニーズすぱげってぃー。
麺の食感は柔らかく、ケチャップの味がダイレクトに味覚を刺激してくる昔ながらのナポリタン。
もう口の周りがどうこうでなく、口の中もケチャップまみれです。
こういうスパゲッティー、時折無性に食べたくなんですよね。
ケチャップのパワーに押され始めたところで、目の前に置いてある粉チーズとタバスコをかけて戦い続行です。
うん、合う。粉チーズ+タバスコというベタな装飾が実に合うナポリタン。
ナポリタンには味噌汁がついてきます。
スパゲッティーに味噌汁?と侮るなかれ。この味噌汁がナポリタンに合うのなんのって、すごくおいしく感じるのですよ。
味噌汁と水で口の中をさっぱりさせつつ、ナポリタンを食べ続けます。
共に肩を並べて食事をするお客さんたちを”味方”のように感じてしまう不思議な連帯感。
気付けば額からじわっと汗をかきつつ、ナポリタンを口に運んでいたのでした。
まとめ
新橋という人が多く集まる場所で、日々腹ペコ人間達を満腹にしている老舗洋食店。
多くの客で賑わっているのも納得できる店です。
他のお客さんを見てみると、ナポリタンとオムライスが大半のようでした。
また、僕らが訪れていた間のお客さんに女性は1人。サラリーマンの方がふらっと訪れて腹を満たされることが多いようですね。
次回はオムライスを食べてみたい。
訪れるのであれば、もうとにかく、腹ペコの状態で行った方がいいですよ!
むさしや
■住所
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 1F
■TEL
03-3501-3603
■営業時間
[月~金]10:30~20:00 頃
[土]11:00~15:00 頃
■定休日
日曜祝日
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