広島三原旅。
1日目のメインの目的地としたのは短い時間でも訪れることのできる離島「佐木島」。
島から戻った後は、日暮れまで時間がまだ少しあったので、三原駅周辺の神社仏閣巡りへ。
三原城天守台跡が駅と隣接して残っていることからも分かる通り、三原駅周辺は三原城とその城町のあったエリア。
駅の北口から出て北へと少し歩いてみると、急な勾配のある狭い路地が多くなっており、昔の城町の面影に触れているかのような気分になります。
また、三原駅から北には神社仏閣が多くあります。
三原城を築城した際、城の警護の目的で小早川隆景が周囲に寺を多く勧請したことが理由とされているそうです。
今回訪れたのは、三原八幡宮・法常寺・大島神社。
三原駅から徒歩で巡れる距離ですので、街の散策と合わせて参拝してみてはいかがでしょう。
散策途中には、創業54年の豆腐店の豆腐で作られた「とうふドーナッツ」を購入。
ドーナッツかじりながら歩く三原の街も良いものですよ。
“浮城”と呼ばれた三原城の城下町の面影を感じながらの散歩
三原駅から短い時間で行くことのできる離島「佐木島」。
「日本一新幹線駅から近い島」とも呼ばれるその島から戻った後、ホテルのチェックインの時間まだ少しあったので、三原駅近くを散策することにしたのでした。
三原駅周辺は海に面しており、歩いているとその海へと流れていく川もよく見かける”水”に恵まれた土地。
個人的に海や川が好きなので、旅先でも海や川を眺めて時間を過ごすことがよくあるのですが……。
三原駅の北側には山があるので、駅の北側と南側で雰囲気が異なるのです。これが面白い。
三原でも海を眺めてぼーっとする時間はとったのですが、この北側の散策も楽しいものだったんです。
散策するにあたっては、上記のウェブサイト「三原観光navi」にある”やっさ祭り、さつき祭り てくてくコース”という、三原駅近くの神社仏閣などが記されたマップを参考にしました。
三原駅北口側にある神社仏閣をいくつか巡りながらの散策です。
法常寺
まず訪れてみたのは法常寺。
三原駅からは徒歩15分ほどのところにあります。
法常寺は三原城出城の役割を果たした寺。
小早川隆景が死去したときに葬儀もおこなわれ、この境内で火葬されたそうです。
寺の境内には広い墓地があります。
後から調べたところによると、墓地には福島正則の家老だった「尾関石見守」「尾関隠岐守」の2つの大きな墓石があるそうですよ。
三原八幡宮
次に訪れたのは、法常寺のすぐ近くにある三原八幡宮。
こちらも三原駅から徒歩15分といったところです。
ただし、本堂が高台にあるため、参道の入口から拝殿までには長い階段があります。
時間は多めにみておいたほうが良いですよ。
階段を上りきったところに手水舍があったので、手水を取ります。
手水舍に注ぎ込む陽の光で水がテラテラと輝いていて美しかったのが印象に残っています。歓迎していただいているような心地になりますね。
拝殿にて手を合わせます。
ここまでの三原旅は実に楽しいものとなっています。ここまでの旅がうまくいっていることを感謝し、ここからの旅中で良い出会いがあるように願います。
訪れたのは8月。この時期に茅の輪があるのは珍しいのではないでしょうか。
ありがたく∞字にくるっと回らせていただき、厄落とし。
初詣の時などは大勢の参拝者が訪れるとのこと。
高台にあるため、眼下にある街並みを眺めることができるのでおすすめですよ。
小西豆腐店(雪花菜)のとうふドーナッツ
さて、神社仏閣巡りをしていたら小腹がすいてきてしまいました。
そこで前もっておすすめを人気スイーツ「とうふドーナッツ」を求めて創業54年という小西豆腐店に立ち寄ります。
小西豆腐店は三原八幡宮の近くにあります。
とうふドーナッツを売っているのは、小西豆腐店に隣接する店「雪花菜」。店内に入ると惣菜が並んでいます。
聞くと、780円で店内の惣菜食べ放題とのこと。
「JAに行くところ」という忙しいところ引き止めてしまった形だったのですが、店の方はやさしく対応してくださいました。笑顔が素敵だったなぁ。
次回訪れた時には惣菜食べ放題しよう!と心に誓い、購入した”とうふドーナッツ”。
1つ50円なので、2つで100円。お安い。
手にとってみても油が手にほとんど付かないドーナッツ。
齧りついてみると、フワッとした柔らかい食感なのですが、噛んでいるとモチモチした食感がやってきます。
モチモチした”QQ感”に、台湾で食べたQQ蛋を思い出します。
甘さは控えめでほんのりとした甘さ。店の方の笑顔が思い浮かぶ、やさしい味のドーナッツでした。
大島神社
ドーナッツを齧りながら目指したのは、大島神社。
古い鳥居が複数並ぶ神社と聞いたので、神社仏閣巡りの締めくくりに訪れてみることにしたのでした。好きなんです、鳥居が。
前述したマップを頼りに目指したのですが、なかなか見つからない大島神社。
辺りをうろちょろしていると、それだけで寺にいくつか出会いました。本当にたくさんあるんですね。
坂道も多いので迷うと大変。
しかもこの日、気温が38℃あったので着ている服が汗でビショビショです。
マップアプリで調べてみても神社は出てきません。
たまたま通りかかった方に聞いてみると、どうやらすぐ近くで迷っていたようでした。
こちらがやっと見つけた大島神社の参道。
周辺の路地が大変狭いので見つけにくなっています。参道近くも開けているわけではなく、民家が立ち並ぶ中に複数の鳥居が並んでいるような形でした。
ところどころ朱が剥げてきている鳥居。雰囲気のある神社で、随所から歴史が感じられます。
三原八幡宮同様、大島神社も高台にあります。
階段を上っている途中で後ろを振り返ってみると、山と三原の街を眺めることができました。
背中に視線を感じるので振り返ってみると猫がおりました。
ここは君のテリトリーなのかな。ちょっとお邪魔させてね。
階段を上りきると正面に拝殿があります。
先ほど猫を見たことで我が家の猫のことを思い出し、こちらでは家族(猫含む)の健康などを祈ります。
次は妻を連れてきたいなぁ。
感動は分かち合いたいもの。神社の雰囲気やそこから眺める景色の美しさに、そんなことを考えていました。
まとめ
大島神社の帰りは高台から眺めた景色を参考にして、駅の方向へ。
行きとは違う細い急勾配の道を歩いて降りたのですが、行きよりもだいぶ近いルートでした。
近道はあるのだと思いますが、迷いながら目的地を探すのも楽しいもの。
三原駅の北側は歩いていれば神社仏閣に当たるくらい、神社仏閣が多くあります。
神社仏閣巡りが好きな方や、ローカル感が感じられる場所を散策する方には特におすすめ。
“旅先では歩き回る”が僕の旅のモットー。時間があればもっと歩き回っていたい場所でした。
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