妻と訪れた、広島県福山市にある鞆の浦。
古き良き町家が残る港町を散策した後は、鞆の浦の観光スポットを巡ることに。
まず向かったのは、福禅寺の本堂に隣接する対潮楼（たいちょうろう）。
国の史跡にも指定されている江戸時代元禄年間(1690年頃)に建立された客殿です。
対潮楼の座敷からは、瀬戸内海に浮かぶ弁天島・仙酔島が眺められます。
大窓から眺められるのですが、窓は取り外されており、窓枠を額縁のようにして見る景色はまるで絵画のよう。
“日東第一形勝”、日本一の景勝と 1711年（正徳元年）に朝鮮通信使の従事官の李邦彦に賞賛された眺望。
いろは丸沈没事件の際、海援隊と紀州藩の交渉の場ともなったという対潮楼で、歴史を感じながらその景色を眺めてみてはいかがでしょう。
鞆の浦随一の観光スポット「対潮楼（對潮楼）」
妻と2人で訪れた、広島県福山市にある鞆の浦。
1000年以上も前から港町として栄えてきた場所です。
アニメ映画”崖の上のポニョ“の舞台ともなったことで知られる、古き良き町家が残る町並みを眺めながらの散策。
町の雰囲気を堪能した後は、鞆の浦の観光スポットを調べると必ず推されている場所へと向かいます。
海沿いの高台に佇む対潮楼。
福禅寺の境内にある客殿です。
対潮楼へのアクセス
対潮楼の所在地は広島県福山市鞆町鞆2。
町の中心地はそう大きくは無いので、到着後に地図を見ればそう迷うことは無いはず。
駐車場は無いため、車で訪れる場合は周辺の有料駐車場を利用する形になります。
バスなどが走る県道22号（福山鞆線）側から見ると、石垣の上の高台に対潮楼が見えます。
民家が並ぶ細い路地を上っていくと……。
「対潮楼」の文字が大きく書かれた看板があります。
中に入ると福禅寺の境内。
対潮楼は福禅寺の本堂に隣接しています。
本堂横を進んでいった奥に受付があります。
本堂前の階段を上ったところで靴箱に靴を入れて受付へ。
対潮楼｜日本一の景勝と賞賛された眺望
対潮楼の受付。ここで拝観料を支払って中に入ります。
拝観料は大人200円、中高生150円、小学生100円となっています。
古くは朝鮮通信使をもてなす迎賓館だった対潮楼。
その座敷から眺める景色が美しいとのことで、鞆の浦では随一の観光スポットとなっています。
“日東第一形勝”、日本一の景勝と 1711年（正徳元年）に朝鮮通信使の従事官の李邦彦に賞賛された眺望。
窓は外されていますが、窓枠が残っていることで額縁のような効果が生まれまるで絵画を眺めているかのような気分になります。
瀬戸内海に浮かぶ島々。正面には弁天島、その後ろには仙酔島が見えます。
心穏やかになる素晴らしい景色。
サザエさんのオープニングでも登場しているそうな。
サザエさんの画になっていると、「あぁ、言われてみれば！」と見たことあるような気分になりますが、サザエさんそんなに見ていないのできっと気のせい。
古くは朝鮮通信使をもてなす迎賓館、いろは丸沈没事件の際には海援隊と紀州藩の交渉の場となったりと歴史ある対潮楼。
規模は小さいものの展示されている資料は興味深いものが多いです。坂本龍馬など歴史偉人の若き日の姿なんかも資料から見ることができたり。
坂本龍馬も眺めたであろう美しい景色を眺めることができる対潮楼。
歴史に思いを馳せつつ、ゆっくりと時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
また、福禅寺本堂にも入ることができます。
本堂内は撮影禁止なのでご注意を。
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