「ティエンブーラー」、”テンプラ”と呼ばれる台湾おでん。
その台湾おでんを食べに、龍山寺近くにあるおでん屋「亞東甜不辣(ヤードンティエンブーラー)」に行ってきました。
創業50年以上という老舗で食べたのは、綜合甜不辣(台湾おでんミックス)。
練り物中心で、さつま揚げ・豬血糕・かまぼこがおでん種。
田楽風に味噌をつけていただくのですが、なかなかにおいしかったですよ。
台湾おでんの老舗「亞東甜不辣」へ
妻との台湾・台北旅行、3日目。
朝方に東三水街市場(新富市場)へ訪れ、禾家食品で肉圓と鹹湯圓を食べたあとのこと。
市場からほど近い場所にある台湾おでんの老舗「亞東甜不辣」へと向かうことにしました。
甜不辣(ティエンブーラー)と呼ばれる台湾おでん。これまで食べたことがなかったので、一度食べてみたかったのです。
亞東甜不辣へのアクセス方法
亞東甜不辣はMRT龍山寺駅から徒歩7〜8分のところにあります。
駅の1番出口を出たあと、西園路一段を北にまっすぐ進んでいくと左手にあります。
「亞東甜不辣」と店名が書かれた赤い看板が目印です。
店内は広く、常連らしき客が何人か食事をしていました。
僕らが訪れた際に迎えてくれたスタッフさんは、とにかく元気で明るい女性。
大阪に旅行に行ったばかりのようで、スマートフォンの翻訳機能を使ってこちらに伝えてくれました。
おでん鍋が並ぶカウンターの上にメニューがあります。
初めて訪れる店だったので、いくつかのおでん種がミックスになった綜合甜不辣を注文することにしてみました。
綜合甜不辣(台湾おでんミックス)
こちらが綜合甜不辣(台湾おでんミックス)。
60台湾ドル(約216円)です。東三水街市場で食事をしたあとだったので、2人でつまむことにしました。
さつま揚げ・豬血糕・かまぼこが入った台湾おでんのミックスです。
台湾おでん、甜不辣(ティエンブーラー)は日本由来で台湾に伝わった料理のひとつ。
関東でいうところのさつま揚げのようなものですが、九州の方ではさつま揚げを「てんぷら」と呼ぶようで、それが伝わったとされているそうです。田楽のように甘塩っぱい味噌につけていただきます。
よく煮られているからか、日本で食べるさつま揚げよりもだいぶ柔らかい食感。つゆがしっかりとしみ込んでいますよ。
日本のおでんと大きく異なるのは、豬血糕が入っていること。豬血糕は、豚の血ともち米を蒸したものです。
台湾おでんは、味噌につけて食べるので具が変わっても味は同様のように感じられますね。
やわからい食感のさつま揚げ、ねっとりとした餅のような食感がおいしい豬血糕、そしてかまぼこと食感の違う具を楽しむ料理、との印象です。
まとめ
おいしく完食しました。ごちそうさまです。
常連さんが次々と入ってきて、朝食に甜不辣を食べて帰っていきます。
見ていると、具を食べ終えた後にみなさんセルフでつゆを追加して、余った味噌を溶かしてゆっくりと飲んでいました。
今回はやらなかったのですが、次は店の人に聞いてやってみようかしら。
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※記事内では1NTD(新台湾元)を記事執筆時のレートの3.6円で計算しています
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