東京都葛飾区立石にある洋食屋『チロル』。ミックスグリルとアジフライを頬張ります。
地元立石にある、以前より入りたいと思っていた洋食屋に行ってきました。
『昔ながらの洋食屋』と呼ぶにふさわしい店の雰囲気と料理。
店の歴史も長く、地元では古くから慕われている下町のお店です。
2階にあるが興味のそそられる外観と懐かしい雰囲気の内装
京成立石駅から程近い、飲み屋などの店が並ぶ商店街に、洋食屋『チロル』はあります。
目印は店名が書かれた看板。
「チロル」って言葉に出してもかわいい、キャッチーな店名ですよね。
覚えやすい。
僕はチョコの連想で覚えました。
お店は2階。
「店内見えないとちょっと入りづらいんだよなぁ」と思いつつ階段を覗きます。
おっと、どうやら不要な心配でした。
チロル愛。
階段にメニューが書いてあるの、初めて見たかも。
「チロル カニピラフ」
「チロル カツカレー」
「チロル ツナグラタン」
「チロル 生姜焼」
「チロル ミートソース」
全メニューの頭に「チロル」がついてます。愛だ。
生姜焼がはいっているのも見逃せません。
洋食屋の生姜焼もいい。
どんなお店なのか期待に胸膨らませながら階段を上りドアを開けると、カランカラン〜♪と心地よいドアベルが響きます。
店員さんに案内されて窓際の席に着きます。
席数は思っていたよりも多く、木調のテーブルが並べられています。
漫画本が並べられた棚や、壁に貼られた豊富なセットメニューなど、古き良き店にある定番のアイテムもしっかりとあります。
「うまい生冷えてます」とありますので、お酒もいただけそうですね。
席の周りには、丁寧にレイアウトされたわけではなく、「ただそこにいる」感の強い植物たち。
こういう感じが、アットホームな落ち着いた雰囲気を演出してくれたりするのです。
ランチタイム過ぎの中途半端な時間だったため、僕らが入店した時は他にお客さんはいませんでしたが、後から続々と常連さんらしき方々が来店してきました。
注文はメニュー表と壁を交互に見ながら決めます。
僕はミックスグリル、妻がアジフライを注文です。
漫画本が並んだ棚から『美味しんぼ』を持ってきて、読みながら待つこととしました。
育ちの良いお嬢様と付き合うことになったサラリーマンが、高級洋食店に彼女をデートで誘った食事後に、「これは本来の僕の姿じゃないんだ!」とラーメンライスを食べに彼女を連れてラーメン屋に行くというストーリー。
これから洋食をいただく僕になんと皮肉な。
でも、こちらは大衆向けの洋食屋さんだからシチュエーションが違いますね。
……ラーメンライス美味しそうでした。
ミックスグリル(チキンソテー・ハンバーグ・ベーコンソテー)
夫婦して漫画を読みふけっていると、料理が運ばれてきました。
ミックスグリルです。
見た目からして気取ってない感じがいいですね。
まずはハンバーグから一口。
と、切ろうとするとほろほろと崩れる柔らかい系ハンバーグです。
口に入れるととろけるような食感。
チキンソテーは脂少なめでブリブリとした食感。
ベーコンはカリカリではなく柔らかタイプ。
そして、どれにも同じソースがかかっています。
甘いがさっぱりとしたソース。
醤油ベースなのかしら。
生姜焼きのような風味を感じます。
これは、ライスに合う。
先にナイフで切り分けておいて、ライスと共にがつがつといただきます。
添えられたサラダを間に挟みつつ、あっという間に完食。
アジフライ
一つもらっていただきました。
サクッという音と共に、衣の油とアジの脂が絶妙に混ざり合います。
これも、ライスに合う。
外はカリカリ、中はしっとりとした大変美味しいアジフライでした。
まとめ
肩を張っていない大衆向けの洋食。
ご飯がすすむ洋食、こういうのがいいのだ。パンなんていらない。
漫画の内容と違って、ラーメンライスは必要ありませんでした。
メニューが多いお店だったので、次は何を食べようかと考えるのも楽しいですね。
『千ベロ』の町として知られている立石ですが、こういったおいしくて素敵なお店がたくさんあります。
面白いお店を探して、歩き回ってみるのをオススメします。
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