沖縄県那覇市にある壺屋やちむん通り。
“やちむん”とは、沖縄の方言で「焼物」のこと。通りには、窯元やショップが軒を連ねています。
やちむんは厚みがあり、手に持つとずっしりと重みのある個性的なスタイルの焼物。
壺屋やちむん通りではそんな焼物や、琉球ガラスを使った食器などにたくさん出会えます。
また、壺屋やちむん通りの良さはショッピングだけでなく、通りを歩くだけでも沖縄のノスタルジックな風景に触れられるのも魅力。
昔の沖縄の面影を感じる風景を残しつつ、沖縄の伝統に現在的なエッセンスが加わったオシャレなリノベーションショップが並びます。
それぞれの店で焼物を眺めつつ、自宅用に良いものがないか探していたのですが……。
どうにも気になって購入したのは、沖縄の木”フクギ”で作られたカッティングボード。それぞれ形が違う、個性的な形をしたボードです。
結局、外観も商品もオシャレでかわいいショップ「UTSUWAチャタロウ」で夫婦揃って買い物。壺屋やちむん通りの雰囲気を味わいながらの散歩も楽しく、良い時間を過ごせました。
国際通りの近くにありながらも、落ち着いて歩くことのできる場所です。オススメ。
沖縄の焼物”やちむん”との出会いを求め壺屋やちむん通りへ
沖縄本島をブラブラ、妻と2人での沖縄旅。
沖縄のローカルファーストフード店Jef(ジェフ)で朝食をとり、目的の場所へ向かいます。
壺屋やちむん通りを訪れるのは妻の希望。
国際通り側から向かう場合は、平和通り商店街に入り、そのまま真っ直ぐ抜けていけば壺屋やちむん通りの前に出ます。
壺屋やちむん通りに入ったらまず南窯(フェーヌカマ)へ
こちらが壺屋やちむん通り。
石垣や赤瓦、沖縄の昔ながらの風景がとどまっているような風景。国際通りを歩いてきたあとであれば、よりのんびりとした雰囲気に感じるはず。
通りをゆっくりと歩き始めると、ふと感じる視線……シーザーでした。がっつり目が合いました。
琉球石灰岩の石畳を敷き詰めた400mほどの通りには、窯元やショップ・カフェなどが軒を連ねています。
さて、壺屋やちむん通りでは焼物を探す前に見ておきたいものがあります。
壺屋やちむん通りに入ってすぐのところにある駐車場への坂道を登っていくと……。
南窯(フェーヌカマ)が設置された建物があります。
まず目を惹かれるのが、大きなガジュマルの木。その木の根に焼物の破片が絡み合い、見た事のない状態になっています(笑)
南窯は県指定文化財の登り窯。
自由に見学可能なので、沖縄の焼物の歴史に触れてみるのもよろしいかと。歴史に思いを馳せながら焼物を探せば感慨深いものです。
古き良き佇まいの店からオシャレリノベショップまで並ぶ壺屋やちむん通り
南窯を見学した後は本格的にショップ巡り。
端の店から一つ一つ中に入って商品を見て回ります。
ショップがいくつもある上に、それぞれ多くの商品を並べているので目移りしてしまいます。その分、その中から好みの陶器を探す作業はとても楽しいですけどね。
古き良き店構えのショップから今時のおしゃれな店構えのショップまで、その様子も様々。
古い建物をリノベーションしたショップもちらほら。
白基調の清潔な印象の店が多く、訪れるのが女性が多いのも頷けます。
こんなかわいらしい店も。
ふと、台中で訪れたリノベーションスポットを思い出します。
昔の沖縄の面影を感じる風景は残しつつ……。
沖縄の伝統に現在的なエッセンスが加わったオシャレなリノベーションショップが並ぶ、壺屋やちむん通り。妻は常に上機嫌。
UTSUWAチャタロウで購入したのは……焼物ではなくカッティングボード
数あるショップで気に入ったのがこちらのUTSUWAチャタロウ。
中にはおしゃれで個性的な焼物がたくさん。
所狭しと並べられているのですが、どの焼物を見ても良い感じ。素敵。
ちなみに僕が気になったのがこちらのカッティングボード。焼物では無いですが(笑)
沖縄の木で作られているようで、形がユニークなのに惹かれ申した。
ということで、フクギの木で作られたカッティングボードをお持ち帰り。
それぞれ形が違い、個性的なお姿をしているため悩みに悩みました。
防火・防風林として昔から沖縄を守り続けた木、フクギ。
やちむんでは無いですが、良いものを手に入れられたと時折撫でては喜んでいます。
UTSUWAチャタロウのセレクトはどれもこれも僕ら夫婦のツボでございました。
一度店内をざっと見た後に他の店を巡ってから戻ったのですが、「おかえりなさい」と迎えられてしまいました(笑)
置かれている商品に良いものが多いだけでなく、接客もちょうど良い距離感で接してくれるので、お客さんは多いものの居心地の良い店でしたよ。オススメ。
ちなみに壺屋やちむん通りのショップはほとんどが18時には閉まってしまいます。
夜に訪れると真っ暗で閑散としているので、売りの焼物も風景も見ることができません。ご注意を。
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