京都旅2日目。妻と共に石清水八幡宮へと向かいます。
宿泊していたゲストハウスを早朝に出発して向かったため、石清水八幡宮の最寄駅「八幡市駅」に着いた段階で僕らはすっかり空腹。
石清水八幡宮に参拝する前に腹ごしらえしようと、駅周辺で店を探していた時に発見したのが、素敵な佇まいの「やわた走井餅老舗(やわたはしりいもちろうほ)」。
このお店の走井うどんと栗赤飯が、とてもおいしかったのです。
石清水八幡宮参拝の際におすすめの「やわた走井餅老舗」
出発は京都駅から。
京都駅からJR「東福寺駅」で乗り換え、京阪電車「八幡市駅」を目指します。
京都駅から40分ほどで八幡市駅に到着。
駅から出てみると、京都駅周辺とは違い、自然が多く見られる景色に変わっています。
いざ石清水八幡宮に参拝!といきたいところですが、まず解決しなくてはいけないのは、お腹のグーグーという音。
やわた走井餅のある場所
駅近くにはロータリーがあり、その周辺にはいくつか店がありますが、あるのはスーパーやカフェ。
せっかくだから地の物が食べたいな、と思いつつ歩いていると石清水八幡宮表参道一ノ鳥居に行き当たりました。
その向かいにあったのが、素敵な佇まいのこのお店。「やわた走井餅老舗」です。ここがいい、と直感で感じたので中に入ってみることに。
趣のある内装と庭
お店の内装は、昔ながらの茶屋といった趣。
走井餅は江戸時代中期の明和元年(1764年)に大津で創業、湧水「走井」を用いて、初代井口市郎右衛門正勝が餡餅を作ったことに始まります。走井は、成務天皇の産湯に用い賜れるほどの名高い水でありました。
このように、走井餅は安藤広重「東海道五十三次」の大津宿にも描かれた大津の名物。
名水で名高い石清水のふもとへ引き継がれたのは、明治43年(1910年)のことだったそうです。本家は廃業されたとのことで、この店が直系唯一の走井餅とのこと。
当然ながら走井餅と抹茶のセットあたりが人気だと思いますが、この日は朝食ということで「走井うどんの栗赤飯膳」をいただくことにします。
走井うどんの栗赤飯膳
こちらが「走井うどんの栗赤飯膳」。980円です。
焼き餅入りの温かいうどんと栗が入った赤飯のセットです。見た目からかわいらしいところもあり、なんともおいしそうですね。
さて、まずは走井うどんから。
ツルッとした口触りで、しっかりとコシのあるうどんです。出汁の効いたつゆに、とろろ昆布や麩などの具がよく合います。
具の中でもメインはやはり焼き餅。
よく伸びる餅は食感が良く味もいいです。さすが餅の名店といったところ。
赤飯も実においしい。赤飯好きの僕ですが、満足できる赤飯でしたよ。もち米も小豆も上質に感じられる、上品な赤飯です。
栗が入っているのも嬉しいところ。
栗が入ることで食感に変化が出て、風味にもアクセントがでますね。
まとめ
いやはや、おいしくてうどんのつゆまで完飲してしまいました。ごちそうさまです。
走井うどんと栗赤飯のセットは味が良いだけでなく、満腹になりお腹も大満足のセットでした。石清水八幡宮への参拝前後の腹ごしらえに、おすすめのお店ですよ。
やわた走井餅老舗
■住所
京都府八幡市八幡高坊19
■TEL
0120-76-0154
■営業時間
午前8時~午後6時
■定休日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日休)
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